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加古川市の根本治療専門院
鍼灸治療院きさらぎ 院長の独り言

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ご覧になりましたか?『東洋医学 ホントのチカラ』
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    2018年9月25日

    『東洋医学 ホントのチカラ〜科学で迫る 鍼灸・漢方薬・ヨガ〜』

    というNHKの番組が放送されました。

     

    ご覧になりましたか?

     

    鍼灸・漢方薬・ヨガの三部構成で、

    基本的には良い番組だったんですが、

    視聴した印象としては 鍼灸に関しては少々残念でした。

    薬石(やくせき) という言葉がありますが、

    薬石の石は鍼のことを表しています。

    江戸時代までの日本人の健康を守ってきたのは

    間違いなく漢方理論に基づく薬と鍼灸です。

     

     

    しかし、西洋列国に並びたい政治的意図によって制定された医療法

    によって、西洋医学第1主義の観念が一般化され、現代に至っています。

     

    戦場で進化した近代西洋医学は、外科と感染症対策、

    生死に関わる緊急的処置において優れた医学です。

    症状別ではなく、人それぞれの体質・病態・体調・体力に応じ、

    心身全体の機能的環境を整える東洋医学は

    内科疾患や慢性疾患、体質改善等において優れた医学です。

     

    法的な位置づけと医学的価値とは別物ではないでしょうか。

     

     

    ですが、

    「東洋医学は西洋医学よりも劣った経験医学」

    今でもそういう認識の医師も多いし、

    一般の人たちにとってもそういう認識の人は少なくないでしょう。

     

    そんな風潮の中、医療の世界で東洋医学への関心が 年々高まってきているのも事実。

    東洋医学の効果を科学的に証明し、

    それを広く知らしめることは大変意義あることだと思います。

     

    ただし、特に「鍼灸」のコーナーでのアプローチは

    「鍼灸の効果とその機序を西洋医学的に考察し、効果を検証する」

    という印象のものでした。

     

    東洋医学はどのように人体を、病を捉え診断するのか。

    肝心な「東洋医学の理念・哲学」が抜け落ちていたのです。

     

     

    東洋医学では西洋医学のように

    人体を多くの部品の寄せ集めのようには考えません。

    機能的にも構造的にも、心身をもとより一つのものとして観ます。

     

    その証拠に東洋医学には西洋医学のような多くの科や、

    病名毎の専門性というものがありません。

     

     

    病はあくまで不調の結果に過ぎない。

    症状は心身に今起こっている異常事態を知らせる警報であり、

    必要があって現れているものと考えるので、

    緊急時を除いて症状を取ること自体を治療目的とすることはありません。

     

    心身全体を統一的に捉え、原因を見定め、

    心身全体を調整した結果として、病は癒えなければならない、

    と考えます。

     

    しかし、番組では西洋医学的に「鍼灸」にアプローチしているため、

    その最も大切な東洋医学の哲学、理論が抜け落ちてしまっていたのです。

     

    故に主に肩こり・腰痛などの筋・骨格系の疾患等

    西洋医学的に理解しやすいものばかりが取り上げられていました。

    これでは東洋医学を真に理解することにはつながらないでしょう。

     

     

    番組内で紹介されていた痛みのある部位と関係する

    経絡上のツボに鍼灸を施す方法。

    随経療法と言ってこれはあくまで対症療法です。

     

    昨今流行りで、「美容鍼灸」と呼ばれる顔に何本も鍼を打つ方法。

    直接鍼を打っているのですからその部分の血流が良くなるのは

    当然のこと。 これも局所治療という対症療法です。

     

    婦人科疾患には「三陰交」

    過活動膀胱には「会陰」
    と紹介されてもいましたが、
    〇〇の病や症状には〇〇のツボ、という発想も西洋医学的な発想
    或いは東洋医学の中でも対症療法的な発想の治療です。

    対症療法自体が悪いわけではありませんが、

    症状を追うだけでは、たとえ症状が取れたとしてもそれまでのことです。

    なぜその症状が現われるようになったのか、

    根本原因は放置されたままですので、いくら治療しても焼け石に水。

    いづれ再発するか、別の症状となって現れることとなるでしょう。

     

    いたずらに症状だけを取ることは

    患者ご本人が自分の身体、

    ひいては日々の習慣の問題点と向き合う機会を

    奪うことにもなりかねません。

     

    患者本人の求めがあるからといって、

    痛み止めのような治療を提供するばかりで

    大切な気づきの機会を奪うことは医療者の怠りではないでしょうか。

    医療においては応えて良いニーズと応えてはいけないニーズが

    あると思います。

     

     

    症状別・病名別の対症療法ではなく、

    心身全体を調整し、治癒力をあげることで

    あらゆる病気の克服を目指すのが本来の東洋医学の哲学であり、

    鍼灸の効果を最大限に引き出す骨子となります。

     

    症状が消えるということは

    必ずしも治るということではありません。

    症状を感じなくなるということと

    症状を出す必要のない身体になることとは違うのです。

     

     

    西洋医学には西洋医学の

    東洋医学には東洋医学の長所・短所、特徴があります。

     

    皆さんには、そのことを踏まえた上で治療を選択できる

    賢い患者さんになって頂きたく思います。

    なぜなら、それが健康への近道なのですから。

     

     

    加古川市 根本治療専門 鍼灸治療院きさらぎ

    TEL 079−421−9353

    公式サイト

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    | 損をしない上手な治療の受け方 | 01:23 | comments(0) | trackbacks(0) |









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