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加古川市の根本治療専門院
鍼灸治療院きさらぎ 院長の独り言

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「今」と向き合う稽古
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    「鍼を打ってもらうといつも手先足先まで何かが流れ

     温かくなってゆくのを感じます」

     

    つい先日、治療中、そう言って下さった方がいらっしゃいました。

    実はこれ、本当に大切なことです。

    身体に起こった変化・現象が、ではなく、

    その変化に彼女が気付いたということが、です。

     

    何故なら彼女は、「今」と向き合えていたからです。

     

    さらに彼女の良い点は

    今、身に起こり感じ取った変化を

    言葉にすることが出来たことです。

    それは日常に起こる様々な良い変化を

    受け取り喜べる心の習慣があるという事だからです。

     

    今起こっていることを受け取るには

    今を生きていなければなりません。

    それとは対照的に過去や未来に生きている人
    つまり、頭の中で生きている人は
    多くのものを見逃し聞き逃してしまいます。
    そのような悪癖から離れ、
    「今」を感じとる感覚を取り戻すには
    自分の身体と向かい合える治療時間は
    大変有意義な機会にすることが出来るでしょう。
    しかしながら実のところ、

    多くの方がなかなかソレが出来ないのです。

     

     

    仕事の事、その日の次の予定、晩御飯の献立の事・・・・

    治療中も未来の出来事で頭がいっぱいの人。

     

    「〜すると必ず〇〇の症状がでる」

    「こないだは〇〇の症状が出た」

    記憶の中の症状を追いかけ続ける人。

     

    「どうして私がこんな体にならなくちゃいけないの」

    「前はこんなじゃなかったのに」

    「こんなのは私じゃない」

    自問自答を繰り返しながら過去を現在に持ち込んで

    頭がいっぱいの人。

     

    「私の身体はこのままどうなってしまうんだろう」

    「本当はもっと悪い病気なんじゃないか」

    悲観的な未来を想像して頭がいっぱいの人。

     

     

    過去と未来という頭の中のこしらえごとに縛られて

    「今」に生きていないのです。

     

     

    鍼を打ち始めると身体は時々刻々と静かに変化してゆきます。

    全身の気血の流れが良くなり、冷えた身体は温まり始め、

    火照った身体は程よく冷めてゆく。

    内臓が動き出し、グルグルと腸が鳴る。

    浮腫みが取れ、体が締まってくる。

    無駄な筋肉の緊張が緩み、ベッドへ深く身体を委ねられるようになる。

    浅かった呼吸が静かに深くなってゆく。

    ・・・・・etc

     

    その変化はまさに「今」起こっていること。

    その変化をつぶさに感じ取っていくということは、

    「今」と向き合うということです。

     

    諸行は無常。

    「今」は常に変化し続ける「今」です。

    変化しないものなどないのですから、

    感じようとすれば、

    感性を繊細に研ぎ澄ませ、それに身を委ねれば、

    様々な変化に気付けない筈はないのです。

     

    そうやって身体を通して「今」と向き合う稽古を繰り返す程、

    感覚はより繊細に柔らかく鍛えられてゆき、

    より小さな変化をも感じ取れるようになってきます。

     

    やがてそれは

    日常に起こる様々な変化をも捉えだしてゆきます。

    今まで見えていなかったものが見えるようになり、

    今まで聞こえていなかったものが聞こえるようになる。

    それだけ、世界が広がり開けてくるということです。

     

    素晴らしいと思いませんか?

     

     

    過去や未来や不満や不安や願望や、

    いつも考え事、こしらえごとで頭をいっぱいにしている人は

    自分の尺度に沿った見たいものや

    見たくないものばかりを見てしまいます。

    そのようなものにばかりアンテナを張っているので

    本当に良い変化が目の前に起こっていたとしても

    見逃してしまうのです。

    たとえ気づいても喜べないのです。

     

    不安が不安を呼び、不満が不満を呼び、

    自らその色に世界を染めてしまいます。

    暗い、辛い、私は可哀想だ、

    自分で拵えたそんな色眼鏡で世界を見る限り、

    世界はいつも暗く辛いまま。

     

    感情や願望や出来事の自己解釈に惑わされず、

    「今」と向き合っていかない限り、

    その世界から抜け出すのはなかなか難しいのではないでしょうか。

     

     

    身体と向き合う。その変化を味わってゆく。

    それは「今」と向き合うまたとない稽古。

    感性を、感覚を柔らかに育ててゆく機会にすることが出来ます。

     

    ですから、当院では治療前の数分、

    ベッドに横たわって目を閉じ、自分の身体を、

    身体の現状を観察してもらう時間を設けています。

     

    変化を変化として感じ、

    そしてそれを受け入れる心と身体の用意がきちんとできるほど、

    同じひと鍼でも身体の反応はそれだけ速く、深く、広くなってゆきます。

    同じ治療の中で気づけることも多くなります。

    その結果、治療効果が高まり、回復も速くなってゆきます。

     

    その気付きを活かして、日常の自分の身体の変化を観察し、

    養生に励めば、猶更回復に拍車がかかります。

     

    逆に症状に捉われ、願望に捉われ、過去に捉われ、

    不安や不満に縛られていると、

    それだけ道は遠くなります。

     

     

    同じ時を過ごしながら、それだけの差が出てしまう。

    もったいないと思いませんか?

     

     

     

    余計なことは考えない。

    ヨガも瞑想も座禅も「今」と向き合う稽古ですね。

    日常の一々の作務に徹することも

    「今」と向き合う稽古にすることが出来ます。

     

    日常を稽古に。

    それが出来たら最高だと思いませんか?

    誰もが取り組めることです。

    私には無理と自分を見限らない限り。

     

     

    先ずは身体と向き合うことから

    始めてみませんか?

     

    『世界がどのように観えようと
     それは自分の在り方への応答だ
     何も観えていない私
     愚かさを深めよう
     闇と向き合う者にだけ
     光はすでに届いている』

     

     

    昨日までとは違う、新たな未来を開いてゆくには

    今の自分としっかり向き合ってゆく必要があります。

    逆に言えば、今の自分としっかり向かいあわずに

    昨日までの生き方(習慣)を改善することがないなら

    昨日をなぞるようにしか生きられないということであり、

    新たな未来を切り開いてゆくことは難しいでしょう。

     

    あなたはそういう人生を選びますか?

    それとも見たこと聞いた事のない新しい世界を想像し、

    創造していける人生を選びますか?

     

    本気で変わりたい、人生を変えたい方は

    お気軽にお電話下さい。

     

     

    根本治療専門

    鍼灸治療院きさらぎ

    TEL 0794219353

    公式サイト https://sinq-kisaragi.net/

     

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    #加古川 #鍼灸 #今と向き合う #稽古

     

    | 元気の底上げ通信(ほぼ臨床から) | 10:59 | comments(0) | trackbacks(0) |









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