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加古川市の根本治療専門院
鍼灸治療院きさらぎ 院長の独り言

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臨床雑話
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薬を断てない患者
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    『薬剤師は薬を飲まない』など、

    薬の危険性を訴える書籍や雑誌記事が増えている。

     

    実際、薬の多くは根本的な治癒には結びつかず、

    特に西洋薬の大半は症状を抑え込むことを目的とする

    対症療法的効果を狙ったものである。

     

    中には症状を抑えるには効果的な薬もあるだろうし、

    今の病態に合う薬もあるだろうが、

    どんな薬も長く使うほどに内臓に負担をかけ、

    自己治癒力を低下させてゆくのだから

    ずっと服用しつづけて良い筈がない。

     

    長期の薬の服用は肝臓はじめ臓器への負担となり、

    また脳への負担ともなる。

     

    ことに鎮痛剤や睡眠薬、向精神薬、安定剤の類は

    精神的にも肉体的にも薬への依存性を高めてしまう。

     

     

    『薬をやめるのが恐いんです』

    『やめた時の副作用が恐いんです』

    当院でもそんな患者は少なくない。

     

     

    厳密には断薬後に現れる様々な症状は、

    副作用というよりは、禁断症状だと言えよう。

    本来現出するはずだった症状が一気に出てくるのだから、

    その薬はただ症状を抑え込んでいただけで、何も治していなかった

    ということの証明でもある。

     

     

    早く止めればもっと早く身体は治癒されていくのにと

    使っている薬を持ってきていただいて、

    脳の拒否反応を表す筋肉反射テストなどをして、

    その薬が身体に合っていないかどうかを確認し、

    本人にも感じて貰い、止めた方が回復力が高まることを伝えるが

    医師ではないので法的立場上やめなさいとも言えず、

    忸怩たる思いになることも少なくない。

    合わない、害しかないと知った上で、その後どうするかは本人次第だ。

     

     

    もちろん薬によっては急にやめるのは危険な薬もあり、

    (それ自体がその薬がいかに危険かを物語っているではないか)、

    慎重に減らしていかなくてはならない場合もある。

    脳が気づかない程度のペースで減らしてゆくというやり方で

    断薬に取り組んでゆくわけだが、

    逆に脳のその薬への飢餓感を煽り、依存性が抜けにくい場合もある。

    まるで麻薬の一種ではないかとも思えてしまう。

     

     

    そして肉体的依存性もさることながら、

    より危険なことは薬への精神的依存性だ。

     

     

    『この精神安定剤があると安心なんです。』

    その薬をやめない限り、その不安定な歪な安心感、

    言い換えれば薬によって生まれ、あるいは強化された不安感から

    解放されることはないだろう。

     

     

    たとえば、ブロック注射で鈍らされていた神経が回復していく時には

    注射を打つ前より、痛みが強くなることはよく知られている。

    たとえば、長時間の下手な正座で足が痺れた後、

    血流が回復し、鈍麻していた感覚が戻るにつれ、

    痛みとも痒みともつかない感覚が訪れる様に、

    身体が回復してゆく時には、痛みそのほか様々な不快感に

    襲われることも珍しくないし、本来あるべき様々な症状が

    顕著に表れることもある。

     

    それは肉体としては正常な反応であって、

    その正常な反応を恐れ憎んでいては薬を断つのは難しい。

     

    たとえそれが不快な症状であれ、

    症状を受け入れ、症状に任せる。

    すなわち、自己治癒力を信頼する、ということが

    大変重要だ。

     

    薬に依存的になるということは、

    自己治癒力を信頼しないということであり、

    本人に信頼されていない身体が根本的に改善する筈もない。

     

     

    また、症状への不安から薬を断てない、

    薬自体の影響から薬への依存性が抜けない、

    というのが大半であるが、中には薬を飲み続けることが、

    周囲への「病人としての自分」の存在証明になってしまっている、

    病を何かからの逃げ場所にしてしまっている『治りたくない患者』もいる。

     

    これはこれで別の問題としてやっかいだ。

     

    いづれにせよ、不必要な薬、効いていない薬、

    無駄な薬を断てないのは何故なのか。

    今一度自分に問うてみることも必要なのではないだろうか。

     

    どんな変化も受け入れる静かな覚悟が生まれ育てば、

    きっと本質的な何かが変わり始めるだろう。

     

     

    『災難に逢う時節には、災難に逢うがよく候。

     死ぬ時節には死ぬがよく候。

     これはこれ災難をのがるる妙法にて候。かしこ』

                     良寛

     

    TEL 0794219353

    加古川の根本治療専門院 鍼灸治療院きさらぎ  http://sinq-kisaragi.net



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    | 元気の底上げ通信(ほぼ臨床から) | 22:46 | comments(0) | trackbacks(0) |









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