手強く 美しく
楽しい世界があったのか!」
小学校から高校まで剣道に励んでいた私は
スポーツ剣道に疑問を持ち、
古流の剣術を学びたいと道場を探していた。
平成5年。
漸く見つけたこの方しかいないと感じた先生に
震えるような気持で手紙を認め、
頂いたご返信にてお誘いしていただいた
貴道場の第一回講習会に参加させていただき、
その場で入門させていただいた。
爾来、武術修業は私のライフワークである。
本道場ではそれぞれ流派の違う
剣術(太刀・十手・小太刀・薙刀など使用する武器は数種類あり)
柔術
居合術
棒術
などを同じ一つの理論で学んでゆく。
型稽古を中心に心身を練ってゆくのであるが
型は段階ごとに体系化されている。
段階ごとに体系化されている、ということは
型はあくまで稽古体系であり、
実戦のひな型などではなく、
先達が言葉には表せないものを理論として学べるように
残して下さった文化的遺産なのである。
型がいくつあっても動作の手順を覚えて
ただ繰り返しているだけでは
それは単なる踊りであって
動きの質的転換は起こらない。
何年修行しても意味がない。
型は理論なのだと認識し型に取り組んでみると
型の要求通りには動けないことを突き付けられる。
型を通して先師先達が伝えようとされた次元の動きなど
到底再現できない。
こうしてはダメ、こうなってはダメという
いくつもの条件の中でいざ動こうとすれば
思い通りには動かない自分の身体がそこにあるだけだ。
言葉では否定を通してしか伝えられないものがある。
般若心経のように。
素振りと居合以外は基本的に二人一組で型は行うのであるが、
相手がいてくれるお陰でより如実に
自分の動きの鈍さ・硬さ・重さ・歪みなどを明確に知ることができる。
毎度毎度ダメ出しを受けているようなものだ。
しかし、それが良い。
元より習ってすぐ出来るようなものなど求めてはいないのだから。
剣道では「打って反省 打たれて感謝」という言葉があるが
型稽古はそんな稽古を延々と続けてゆくことができる。
学ぶことそのものが楽しい。
そんなことを教えてくれたのも武術である。
入門から30年以上経って、
一本目の型すら型の要求通りには動けない。
できるようになった、と言えるものなど何もない。
実際には30年前の動きとは質的に変わってきているのだろうが
自分が成長すればするほどより深い部分、
高い次元で課題が見えてきて、
それまでの気づき・理解など低い次元のものなのだと
再認識されるばかり。
汲めども尽きぬ奥深さがそこにある。
型の理論を日常の動きにまで体現された先生の所作は
そのいずまい、たたずまい、その一挙手一投足が美しく、
且つどこにも隙がない。
その美しい立ち姿は正しい稽古の積み重ねの先には
自分もいつかそうなれるかもしれないという希望そのものである。
それはとてつもなく遠い遠い道ではあるが。
そんな尊いものを学び続けてゆけるのである。
武術は身体でする学問なのだ。
こんな楽しい世界があるだろうか。
一昨年前の5月、春の合宿において
居合のある型を稽古していた時
「形になってきたな」とおっしゃっていただいた。
別の居合の型では私のお尻に触れ、動きを検証され
「その方向だね」と。
次の日も同じ型で「その方向だね」と。
褒められたわけではない。
先生もそんなおつもりはなかっただろう。
ただ稽古の方向性として間違っていないと
認めて頂いたのだと理解している。
飛び上がるほど嬉しかった。
「ダメな稽古はダメなまま
下手な稽古は上手につながる
下手な稽古をしなさい」
少なくともダメな稽古にはなっていないよと
言っていただけたのだから。
武術で学んだことはそのまま臨床にもつながっている。
人の動きの歪みを読み、身体の歪みを読み、
エネルギーの歪みを読んでいく感覚は
患者の身体を読むこと、反応・変化を捉えてゆくことに
つながっている。
触診において触れた部分から身体の内部や
触れていない部分の状態を感じ取っていく感覚。
打った鍼の鍼先を通して、
身体全体がどう変化してゆくか感じ取ってゆく感覚。
自分の位置取りや姿勢、あるいは触診の圧の加減などが
患者にどんな影響を与えているかを捉える感覚。
皮膚表面よりも深部にある異常、
そこに鍼先、またはその影響を届けるべき
芥子粒ほどの異常を捉える感覚。
そこに向けて刺す毛髪ほど細く、柔らかにしなる鍼の
鍼先にむけてまっすぐにエネルギーを伝える繊細な身体操作。
武術を通して学び、磨いてきたことは
仕事である鍼灸治療にも確実に深く影響を与えている。
師匠には感謝しても仕切れない。
令和6年3月3日。
その大恩ある師匠が逝去された。
一昨年前の5月、合宿後、
ご自宅へ帰られて間もなく脳梗塞で御倒れになった。
コロナ禍のこと、ご家族でさえ面会謝絶を余儀なくされ、
本来ならなるべく早く始めるべきリハビリも
始まったのは半年も過ぎてからとのことだった。
肺炎を何度も繰り返しながらご闘病されていたが、
終に帰らぬ人となった。
稽古や礼節には厳しくも
普段はお酒と手塚治虫と映画と落語を愛する
お茶目な方だった。
畏れ多くもずっとそばにいたい、と
感じさせてくださる方だった。
いつまでもおそばで学び続けたかった。
大好きでした。
73歳。
あまりにも早い。
悲しい。寂しい。悔しい。
どこにもぶつけられないもどかしい怒り。
これまで教えていただいた数えきれなほどの宝と
もう二度と見られない脳裏に焼き付いた
先生の美しい姿を胸に
これからも精進して参ります。
若先生の下で修業を重ね、
精一杯若先生を支え盛り立てて参ります。
30有余年、本当に本当に有難うございました。
心より感謝申し上げます。
吉良 淳
]]>
2023年度末、
つまり来年2024年3月で老朽化を理由に
廃止の予定でしたが、
新型コロナ流行に伴う市民の運動機会の減少の対策として
日岡山市民プールの存続が決定されたそうです。
日岡山公園内にある同じく廃止予定だったテニスコートも同様。
今後の方針を決めるまでという条件付きですが
とりあえず令和10年までは存続されるようです。
ひとまず嬉しい。
そやかて50mプールは加古川市でここだけやねもん。
日岡山市民プール(昔は加古川市民プールと呼んでたような・・・)が
廃止予定だったのは老朽化が理由ですが、
再建予定もなかったのは加古川市内に公共プールが多いから、
という理由だそうです。
スポーツ交流館、ウェルネスパークに25メートルプールがありますね。
平荘湖にあったアクア交流館は既に廃止されています。
近隣でいえば50mプールを備えていた播磨町のプール、
姫路の手塚山にあったプールも
ここ数年ですでに廃止され、
高砂市の市民プールも来年3月に廃止が予定されています。
屋外の開放的な空間でのびのび泳げる50mプールは
爽快そのもの。
水深が深い分、25メートルプールより浮力があるので
泳ぎやすいですしね。
50mプールで泳ぐのに慣れてから
25mプールで泳ごうとすると浮力が小さいので
沈む感覚があり一瞬びっくりするほどです。
また、何往復したか25mプールだと数えるのが嫌になりますが、
その点でも50プールは楽です。
屋外の50mプールで観客席を備え、
昔は飛び込み台があり試合も開かれていました。
スライダーなどの遊戯施設もあり、家族で楽しめるプール。
にも関わらず、毎年夏に開放される次期、
土日以外は客足は案外少ない。
これでは経営的にも厳しく、存続を嫌う声も出てくるのは致し方ない。
経営にMIZUNOが入っているのだから、
もっと宣伝したり、工夫すれば良いのにと思います。
水泳は、水の抵抗が自分の泳ぎの問題点を教えてくれます。
水がダメ出ししてくれるのです。
手の角度が悪い、腰の位置が低い、頭が高い、
膝が低い、タイミングが悪い・・・・・
ひとかきひとかき、ひとけりひとけり、水が教えてくれるので
そのたびに工夫し修正してゆくことができます。
がむしゃらにバタバタ泳ぐだけではしんどいだけですが
丁寧に身体と向き合いながら取り組めば
泳いでる間中、自分の身体、動きの良しあしを具に感じ、
創意工夫してゆける。
一人スポーツで常にフィードバックを受けられるスポーツは
なかなかないですよ。
加古川市民の皆様には日岡山市民プールを是非どんどん利用して
健康づくりに役立てて頂きたいと思います。
利用者が増えれば令和10年以降の存続の可能性も
高まるかも知れませんしね。
根本治療専門
鍼灸治療院きさらぎ
TEL 079-421-9353
兵庫県加古川市野口町野口431−3
公式サイト
]]>鍼灸治療院きさらぎは
お陰様で開院15周年を迎えることができました。
基本的に病名別治療・症状別の対症療法はしない、
根本治療専門という変わり種の鍼灸院を今日まで続けてこられたのは
ひとえにご縁を得て通って下さった皆様のお陰です。
心より御礼申し上げます。
身体は正直です。
昨日までの日々の在り方が今日の健康状態を作ります。
先天性・遺伝性の病や不慮の事故など一部の例外を除いて
誰も言い訳はできません。
誰を責めることもできません。
出来ないはずです。
けれど、潜在的に
「私は悪くない」「誰かが治してくれるべき」と
自分の健康なのに自分で責任を負わない人は
少なくないのです。
それが病・不調を呼び、
はたまた治癒を阻む足枷になっているのに。
逆に自分の健康は自分で守るというごく当たり前の心構えを持って、
よくよく自分の日々の在り方と身体を観察してみれば
日々の思考、日々の言動、日々の食事、
その選択と決断のいちいちが未来への健康につながっている、
ということを実感できることでしょう。
しかし、残念ながら現代人の多くは自分の身体の状態とその変化を
具に感じ取る能力を鈍らせてしまっています。
何らかの「症状」がなければ自分の身体の異変に気づけないほどに。
そもそも自分ほど見えづらいものはない。
「自分のことは自分が一番分かっている」なんてただの思い込み。
昨日までの自分で作った色眼鏡を通して見ている限り、
見れども見えず、ただ見えているつもりで世界を狭め、
未来への可能性を狭めてしまうでしょう。
昨日も明日も思考の拵え事ですが、
身体は今ある現実。
今まさに変化し続ける現実。
身体としっかりと丁寧に繊細に向き合い、理解を深めるほど
今まで気づけなかったことに気づき、
見えていなかったことに気づき、
聞こえていなかったことに気づき、
新しい未来を拓くよすがになることでしょう。
ですから、当院ではただ治療を受けて頂くだけでなく、
治療をご自分の身体と向き合う機会として提供したいと思っています。
治療の前にベッドの上に横たわり、
自分の身体を体感で観察して頂く時間を設けているのはそのためです。
それはこれから始まる鍼治療という働きかけに
その一本一本に身体がどう応え変化してゆくのかを知る基準となり、
変化を受け入れる準備となります。
現状とその変化に気づくための訓練です。
その感覚を日常にも活かしてゆけば、
症状以前の症状、身体が発する小さな違和感に気づける能力が
育まれてきます。
それは自分の身体を自分で守り、
ある程度の不調は早い段階で自分で治し、
はたまた自分史上、最高の健康状態へと心身を磨いてゆくための
大きな力となることでしょう。
症状とは身体からの悲鳴です。
身体からの訴えです。
根深い病、不調ほど精神的要素と結びついています。
その声を無理やり遮り、
「症状さえ取れれば良い」という対症療法は
これからも当院は行いません。
それは決してその方のためにはならないことを知っているから。
当院はあなたとあなたの治癒力を信頼し、
これからもより最上の治療を提供できるよう精進致します。
あなたもあなたの治癒力とあなた自身の可能性を信頼し、
お身体と向き合ってみてくださいね。
鍼灸治療院きさらぎは本気のあなたの味方です。
根本治療専門
鍼灸治療院きさらぎ
TEL 079-421-9353
兵庫県加古川市野口町野口431−3
公式サイト
]]>江戸時代から続く伝統工芸の家の職人さんで、
その分野ではもうただ一人ということでした。
家業を受け継ぐつもりもなく、遊び惚けていた25歳の時に
後の師匠となる父に呼び戻され、
半ば強制的にその道に入ったそうです。
師匠の指導は大変厳しく、妥協を許さないものだったとのこと。
その時代ですから、手取り足取りなんて指導は考えられないし、
その厳しさは想像に難くありませんね。
その中で印象に残っている言葉を紹介されていました。
「2〜3年で壊れるような仕事をするな」
おざなりな仕事をしない。
誠実な仕事をすることに誇りを持つ。
ということでしょうね。
手抜き工事、食品偽装、補助金詐欺など
不誠実が日常茶飯事にまかり通る現代では
古臭いカビの生えた思考なのでしょうか。
そうはなってほしくないものです。
「ものいわぬものにいわせるものづくり」
そういう誠実な日本の職人の心意気、大好きです。
私も私の仕事に誠実でありたい。
ですが、私の相手はモノではなくヒトです。
モノは無茶さえしなければ、大切に扱えば長く持ちます。
精緻に作られたものならばなおさら。
ですが、ヒトはそういきません。
生きて動いているのですから。
それぞれの環境で、それぞれの思いで。
先天性・遺伝性の病など一部の例外を除いて、
多くの病や不調の原因はご本人の日常の中にあります。
食習慣・・・・・・過食、偏食、飲酒、喫煙など
思考習慣・・・・・完璧主義、悲観主義、イライラしやすい、クヨクヨしやすいなど
姿勢・運動習慣・・立ち方、歩き方、座り方。仕事、スポーツ、無駄な力み癖など
自分の健康に最も影響を与えているのは
自分の日々の言動、【在り方】にほかなりません。
ですから、ご本人が自分の日常を大切にされないなら、
ご自分の理想の実現につながるに相応しい日々の選択をされないなら
昨日までと同じ問題のある習慣をこれからも無自覚に続けるなら、
どんな治療を受けたところで、焼け石に水。
不養生につける薬はありません。
【不養生は治療では治せない】
どんな治療も治す手助け。
自ら治そうという意欲、エネルギーの高い人ほど
治療に対する心身の変化は素直で予後は明るくなります。
怒りや不満、悲観、治療への依存心の強い人ほど
自分の治癒力への信頼感が低く、
養生(生活習慣の改善)への意識も低く、
その分、予後は暗くなりがちです。
「症状さえ取れれば良い」と思っていませんか?
「治療さえ受ければ治る」と思っていませんか?
「誰かが治してくれるべき」と思っていませんか?
『どこに行っても治らない』の裏側には
不養生という治さないための日々の選択がある、
ことは残念ながら少なくありません。
あなたの心身はモノではありません。
ほぼ何もしないで維持できるモノではありません。
良きにつけ悪しきにつけ、
あなた次第でいかようにも変化する可能性そのものです。
もう少し自分を信頼し、
もう少し今ある恵に感謝し、
もう少し日々の在り方を大切にしてみませんか?
あなたが本気で養生に励めば、
心身はきっとそれに相応しく応えてくれるでしょう。
当院はそんな本気のあなたの味方です。
因みに、件の職人さんには若い跡取りがいらっしゃいました。
ご高齢のお父様から、その心と技のすべてを
一日も早く受け継いでくださることを願うばかりです。
根本治療専門
鍼灸治療院きさらぎ
TEL 079-421-9353
兵庫県加古川市野口町野口431−3
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]]>
熱中症に気を付けましょうと盛んに言われていますが、
対策出来ていますか?
○小まめな水分補給と塩分・ミネラルの補給
が基本的な対策。
マスクと不感蒸泄による熱中症についてはこちら
http://turezure.sinq-kisaragi.net/?eid=179
けれど、いくら気を付けているつもりでも
疲労が蓄積してくると熱中症になるリスクは高まってきます。
蓄積しやすい疲労は運動による疲労ではなく、
体温調節に伴う疲労です。
体温調節に伴う疲労は運動による疲労よりも
回復が遅いことが知られています。
それだけ疲労が蓄積しやすいということですね。
暑い環境での作業、或いはそこにいるだけでも
体温調節のため、自律神経は働き続けます。
そのため、7月よりも8月、8月よりも9月と
自律神経の機能低下が次第におこり、
且つその自覚がないため、対策が不十分であったり遅れたりして
熱中症になるリスクが高まるわけです。
疲労回復のため、適度な食事と充分な睡眠が摂れるよう気を付けることが
大切ですが、自律神経の機能低下、
いわば脳の疲労のため、疲労の自覚がないことが怖いところです。
熱中症になってしまったら、
○水分・塩分補給
○安静
○冷却
が基本的な対策ですが、緊急時には迷わず救急車を呼びましょう。
対策が遅れると
○頭痛
〇倦怠感
〇顔のほてり
○嚥下障害
○歩行困難
○認知力の低下
○パーキンソン様症候群など
「熱中症の後遺症」が発症してしまうことがあります。
なお、鍼灸治療では
○予防的に自律神経を調節して疲労回復をサポート
○熱中症の後遺症の治療
をすることができます。
もちろん、お勧めなのは予防的治療、
メンテナンスとしての治療です。
脳の疲労という点では夏バテとも関係してきます。
毎年、夏バテしてしまう方、
夏バテ・熱中症予防として早めに身体を整えておきたい方は
お早めにご相談ください。
根本治療専門
鍼灸治療院きさらぎ
TEL 079-421-9353
兵庫県加古川市野口町野口431−3
公式サイト
#加古川 #鍼灸 #根本治療 #専門 #熱中症 #夏バテ #疲労 #自律神経
]]>
電話での問い合わせで時々あるのですが、
聞かれて困るご質問です(笑)
外傷ならば全治何週間・何か月などおおよその治癒期間がありますが、
慢性的な運動器疾患や当院で主に診る内科疾患や
精神疾患等にそんなものはありません。
同じ病名であっても
それぞれの体質・体力・習慣・環境、
ご本人の治療に対する姿勢など
条件は違うのですから。
また何をもって「治る」とするのか。
症状さえ取れれば良いと思っている人
根本から治して健康になりたいと思っている人
何か夢・目標があって身体を整えたい人等々
それぞれのゴールが違えば答えも変わってくるでしょう。
そもそもまだお電話だけでその方を実際に診察していないのです。
神様でもあるまいし、そんなこと分かる筈がありません。
「〇回で治ります」
そんなことが言える人がいるとしたら、
よほどの傲慢家か自分の言葉に無責任な御仁ではないでしょうか。
さて、
一般的に物事が衰えたり壊れたりするのは一瞬、
あるいは比較的短期間のうちに起こるのに対し、
物事が形成されたり、育ったり、
熟成されたりするのには時間がかかります。
健康だって同じではないでしょうか。
先天性・遺伝性の病や不慮の事故などを除いて、
多くの病や不調の原因はご本人の生活習慣の中にあるものです。
あなたが今何らかの不調を抱えているのだとしたら、
あなたの日々の在り方(思考習慣、食習慣、姿勢・運動習慣など)
の中に何か問題があるということです。
「何回で治りますか?」
そんな質問をされる方は
きっとそういう原因と向き合おうという視点はないでしょう。
「症状さえ取れれば良い」
「誰かがなんとかしてくれる」
「なんとかしてくれる誰かがいてほしい」
そんな精神状態ではないでしょうか。
人の力を借りることは恥ずかしいことではもちろんありません。
けれど、自分が向き合うべき問題から目を逸らして
問題の解決を誰かに丸投げしよう、
としているならどうですか。
あなたが日常的にあなた自身にかけている負荷が
より良く変わらない状態では、どんな治療も焼け石に水
となることは冷静に考えれば想像に難くないでしょう。
どれだけ治療で心身を整えても
それを習慣というあなたの日常が崩してしまうのですから。
逆に言えば、良くない習慣を改めてゆくことは
心身にかける負荷を軽くしてゆくということになり、
養生(生活習慣の改善)は先ず何よりの治療となる筈です。
では、一体自分の習慣のうち、何が問題で何を改めれば良いのか。
それは自分ではなかなか分からないものです。
なにせ習慣とは無意識下に繰り返される選択・決断・行動ですから。
「治療を受ける」ということの意義は
ただ治療により心身を調整してもらうだけではなく、
むしろ自分の身体の状態への理解、習慣上の問題点への理解を深め、
どのように養生に励めば良いか、
第三者の目で客観的に診てもらうことによって
気づき、知ることにあるのではないでしょうか。
症状という結果ばかりに振り回されて
向き合うべき原因と向き合わないままでは
治療後、一時的に改善したところで
日常の中の原因が変わっていないのですから
やがて再発するか別の症状となって現れ
また苦しむことにはめになるでしょうから。
あなたの世界はあなたの日々の積み重ねの上にある のですから、
自分の在り方に先ず責任を持つ、
ということが非常に大切です。
そうすればきっと、
あなたの世界は明るく変わっていくでしょう。
それからもうひとつ。
「何回で治りますか?」
この質問の背景に潜んでいると思われる問題があります。
それは「私は保証がなければ行動しない」という思考習慣です。
行動しないで事態が望む方向に変化することなどありえません。
保証を探して行動しないでいる間に、
望まざる方向に進んでゆくだけです。
それと気づいていない良くない習慣の積み重ねにより、
病状が進んだり、慢性化していくということです。
さらに「何回で治りますか?」の底には
「病や不調は誰かに治してもらうもの」という認識もあるでしょう。
問題意識を持って治療を受け、自分と向き合い、
主体的に養生に励む人よりも
依存的に治療を受けているだけの人は
確実に治癒が遅くなります。
あなたはどうしたいですか?
さて、「いついつまでに治る」「何回で治る」なんて
無責任なことは言えませんが
一回一回の治療であなたの心身は必ず変化します。
あなたが本来持つ治癒力を回復させるために
機能的に、構造的にお身体全体を調整してゆく鍼灸治療
並びに手技治療、という刺激に
あなたの身体は必ず反応してくれるからです。
治すのはあなた自身の治癒力。
どんな治療もその手助けです。
当院は本気のあなたを全力でサポート致します。
あなたも元気の底上げをしませんか?
#加古川 #鍼灸 #根本治療 #専門
]]>◎当院が根本治療専門であること
◎根本治療とは生命力強化のための治療であること
◎治癒自体は治療の結果高まった本人の
治癒力によるものであること
◎よって当院では対症療法はしないこと
治療方針?では
◎「症状」とはなにか。
「症状の意味」について
◎治療は
あなたの治癒力への信頼の上に成り立っていること
について触れました。
※詳しくは治療方針??をご覧下さい。
あなた本来の治癒力を引き出すための根本治療は
あなたの治癒力への信頼の上に成り立っています。
ところが、ご本人自身がご自分の治癒力を信頼していない
ということが少なくないのです。
これは大きな問題です。
あなたの身体は誰のものですか?
あなたの身体を日々使っているのは誰ですか?
もちろんあなた自身ですよね?
先天性・遺伝性の病、遺伝子レベルでの病など
一部の例外を除いて
多くの病や不調の原因は日々の生活習慣の中にあります。
今、何らかの症状を抱えている、
今、何らかの不調を感じているということは
昨日までの日々の在り方に何か問題があるということです。
ですが、それを省みることなく、
「誰かがなんとかしてくれる」
「誰かになんとかしてほしい」
と依存的に治療を受けようとする方が少なくありません。
酷くなると
「誰かが治してくれるべき」
と考えている方もいます。
「私は悪くない」と。
医療に依存的になる。
言い換えると自分の健康の責任を医療に丸投げする。
そんな状態で果たして良い治療が受けられると思いますか?
日々、あなたがあなたの心身にかけ続ける負荷が
なんら変わらない状態で。
想像してみましょう。
よろめきながらも自ら立ち上がろうと懸命な人と
「助けてくれ〜」と叫びながら寝ころんだまま
自ら立ち上がろうとはしない人。
どちらが立ち上がりやすいと思いますか?
あなたならどちらを助けやすいと思いますか?
あなたならどちらをより助けたいと思いますか?
◎あなたの健康を守るのは
本来あなたの責任です。
そして
◎どんな医療も治るための手助けです。
◎あなた自身が治そうとしない限り、
治るものも治らない
ということをよくよく考え理解し、
日々に自分が出来ることを始めてみましょう。
そうでなければ、あなたはこれから先、どんな治療を受けようと
「どこに行っても治らない」と嘆き続けることになるでしょう。
医療に依存的になる。
その背景にあるのはなんでしょうか。
「楽して良くなりたい。」
「自分で治すなんて無理。」
「治療さえ受ければ良くなる筈。」
根底にあるのは自分の治癒力への信頼感の低さ、
あるいはもっと潜在的に
自分自身への信頼感の無さ。
時にはそれ自体が病の根本原因になっている場合もあります。
あなたの身体はあなたのもの。
あなたが大切にしていない身体を
誰もあなた以上に大切にすることなどできないのです。
症状は身体からの警報であり、
「このままではいけないよ」というメッセージです。
その声を嫌うことなく、静かに耳を傾け、
しっかりと向き合ってみましょう。
そして感謝しましょう。
それはあなたの治癒力がもたらす声なのですから。
自己卑下したり、誰かのせいにしている限り、
それはあなたの治癒力を下げる重石となります。
自分の在り方に責任を持てば
世界は広がり、様々な可能性が高まり、
明るい未来が開けます。
あなたならどちらが良いですか?
治療方針?
治療を自己の現状と向き合う場として提供し、
養生を通して日々の在り方を見つめ、
健康に対する主体性の確立、
ひいては自己信頼感を高め、
健やかな未来を育てる一助となるよう努める。
『己こそ己のよるべ。
己を置きて誰によるべぞ。
よく整えし己にこそ
まこと得難きよるべをぞ得ん』
(ダンマパダ)
TEL 079-421-9353
#加古川 #鍼灸 #根本治療 #専門
]]>
見たいもの・見たくないもの。
つまりは強く意識しているものほど見えやすく、
意識のアンテナを張ってないものは見えづらいということ。
さてさて、あなたは普段、例えば次のどちらに意識を払っていますか?
〇良いと思える出来事・変化、肯定的なこと、今ある恵、感謝
▲悪いと思える出来事・変化、否定的なこと、今足りないもの、不満
〇に意識が向きやすい人と▲に意識が向きやすい人。
どちらがストレスを抱えやすいと思いますか?
もちろん▲ですよね?
危機・危険を避けるための警戒本能として
マイナス事象にも気づく能力はもちろん誰もが備えていますが
そういう類のことにばかりに目が行って
〇にはなかなか気づけず、気づいていも過小評価し、
悲観的にもの考えたり、不満を抱き続けるのは
あくまで思考習慣の問題です。
「私はそういう性格」と思い込んでいる人もいますが、
性格を形づけるのは後天的な要素が大きく、
生育環境を除けば習慣の要素がもっとも大きいといえるでしょう。
つまり、
日々の選択・決断・行動の積み重ねが
今の自分を作っているということです。
さて、同じ治療を受けても
予後の良い人悪い人がいます。
その原因のひとつがこの習慣の問題、
特に思考習慣の問題です。
同じ治療を受けながら予後の悪い人。
それは悲観的な人、症状にばかりとらわれ人、
いかに自分が辛いか、ということにこだわる人です。
「人は見たいものを見る」のです。
意識を払っているものほど見えやすく、大きくなります。
痛みに執着している人は痛みをより大きく感じます。
不安に執着するほど不安は大きくなります。
そしてそれ以外のものには気づけなくなります。
たとえそれが良い変化であっても。
気づけない、あるいは気づいても過小評価するので
その人にとってその良い変化は起こっていないことと同じになります。
ちょうどカメラで小さなものにピントを合わせクローズアップすると
その対象が大きく細部まではっきりと見えるようになるのと同時に
周囲の映像はぼやけて見えなくなるのと同じです。
心ここにあらざれば見れども見えず、聞けども聞けず、
食らえどもその味を知らず
思考の比重の大きいものほど脳はその人が重要視していると認識して、
それに相応しい状況、世界を作り出します。
不安や痛み、症状にとらわれればとらわれるほど
それに相応しい状況を固定化させてゆくのです。
たとえ、治療によって心身に良い変化が表れても
本人がそれを過小評価すれば、それは必要ない変化なのだなと
脳はそれを打ち消してゆくことになります。
心身の異常事態はさしずめ火事。
症状とはそれを知らせる身体からの警報。
いつであれ必要があってその警報は鳴るのです。
警報がうるさいからと警報だけを消そう、抑えよう、
感じなくさせようとする。
それが対象療法です。
警報を消したら火事は治まりますか?
長期的な視野に立ち、
警報ではなく火事と向き合って根本的に治そうと思い、
良い変化は良い変化として気づき受け止め喜べる人ほど
予後は明るく、
警報ばかりとらわれ、対症療法的効果ばかりを欲し、
良い変化を良い変化として受け止め喜べない人ほど
予後は暗く、治りは遅くなります。
あなたならどちらが良いですか?
どちらを選んでもあなたの道行き、あなたの自由ですが、
自由には責任が伴います。
あなたの選択の結果はあなたが引き受けるしかないのです。
どうせなら、明るい未来に向けて
それに相応しい選択をしてみませんか?
自業自得。
あなたの世界はあなたの選択次第です。
※自業(自らの業、行動・発言・思考)
自ずから得るところとなる
『意(おもい)はすべてに先立ち 諸法(すべて)は意になる
意こそは諸法を統べる
穢れたる意(おもい)にて且つ語り且つ行わば
荷車の後を追う彼の車輪のごとく
苦しみはつきまとう
意はすべてに先立ち すべては意になる
清らなる意にて且つ語り且つ行わば
形に影の添うごとく
楽しみ(安楽)彼にしたがわん』(ダンマパダ)
TEL 079-421-9353
#加古川 #鍼灸 #根本治療 #専門
]]>鳴きだすと一斉に鳴きだす夏の到来を感じる蝉たちの恋。
の筈が周囲は鳴いていない。
一声、二声・・・・・鳴くのをやめてしまいました。
気まずかったのかな〜(笑)
梅雨・・・シトシトと降り続く雨、なんてイメージからは
ほど遠くなってきた昨今のスコールじみた梅雨ですが、
梅雨が明ければ猛暑が待っています。
亜熱帯と化した近頃の日本。
さぞ暑かろうにかてて加えて新コロナの影響でマスク着用の圧力。
トホホホ・・・暑おます。
立場上、臨床中はマスク外せませ〜ん(´;ω;`)
まぁそれは置いといて
通勤・通学中、仕事場においてマスクの着用は逃れがたい今年の夏です。
いつもの夏以上に熱中症や脳梗塞のリスクが予想されます。
マスクをしているとマスクの内側が蒸れるので
喉の渇きに気づきづらくなります。
その結果、水分補給が遅れ脱水症状に陥りやすくなります。
マスクをしていなくても冷房で快適な環境で長居していると
不感蒸泄(汗以外の皮膚からの水分の蒸発)により
脱水症状に陥りやすくなります。
リモート呑みとやらが流行っているようですが、
チェイサー(追い水・やわらぎ水)なしで
アルコールばかり摂取しても脱水症状に陥りやすくなります。
水分補給は喉が渇いてからでは遅い!
と心に留めて、
喉の渇きの如何に関わらず、
小まめな水分補給をしてくださいね!
因みにマスクをしていて喉が渇きやすい、という人は
鼻で呼吸できていない可能性があります。
口をポカンと開けていれば口・喉が渇くのは当然です。
集中力も免疫力も落ちますから気をつけてくださいね。
それから高脂血症や動脈硬化、糖尿病に該当する人は
加古川市の根本治療専門院
鍼灸治療院きさらぎ
TEL 079-421-9353
兵庫県加古川市野口町野口431−3
公式サイト
#加古川 #鍼灸 #根本治療 #専門 #熱中症 #脳梗塞 #動脈硬化
]]>
前回の記事では
〇当院は根本治療専門院であること
〇根本治療とは治癒力を引き出し、免疫力を正常化する
生命力強化の治療であること
〇病や不調の改善・治癒は治療自体ではなく、
治療により高まった本人の治癒力によるものであること
〇ゆえに当院では「症状取り」「痛み取り」の対症療法はしないこと
をお伝えしました。
それでも
『症状取りをしない』
ということに違和感を覚える方も少なくないでしょう。
とにかく症状さえ取ってくれればと考えてしまう気持ちも分かります。
苦しい時は誰でもそう考えてしまいがちですよね。
でもそれが、「治療院とは症状や痛みを取ってくれるところ」
という認識が治りを遅くする原因だとしたらどうですか?
それでもその認識を改めようとは思いませんか?
症状とはそもそもなんでしょうか。
それは心身の異常事態を知らせる警報、
あるいはその時点における治癒力の発現そのものです。
つまり、いつであれ
症状とは今、必要があって発生するものだということです。
TEL 079-421-9353
#加古川 #鍼灸 #根本治療 #専門
]]>
当院の方針?に続きます。
<
TEL 079-421-9353
#加古川 #鍼灸 #根本治療 #専門
]]>志村けんさんの訃報。
元気に復活してくれると思っていただけに
ほぼコント一本。 日本で「コメディアン」と
呼べる最後の人だったかも知れない。
]]>
※適当なおためごかしは言えませんので悪しからず。
そこんとこヨロシク!(笑)
]]>
令和になって初めての新年ですね。
元号の変化は明治以降10数年〜数十年に一度の変化ですが、
心身は日々に変化しています。
環境、気候、人間関係、習慣・・・・
様々な要因の積み重ねの上に現在の健康状態があります。
その状態を左右するもっとも大きな要因は生活習慣です。
大きく分けると姿勢・運動習慣、食習慣、精神習慣の3つ。
もし今なんらかの不調を抱えているのだとしたら、
その多くの原因はこれら生活習慣の中にあるのです。
ですから、その問題点を改善してゆくことが
何よりの治療となります。
養生(生活習慣の改善)とは自己治療なのです。
どんな医学も治す手助けであり、それ以上でもそれ以下でもありません。
ご本人の「治そう」という意志と実践がある状態でこそ、
治療効果は最大限に引き出されてゆきます。
どんな症状も 今、必要があって発生する ものです。
その必要性自体を改善し失くし、結果的に症状を取ろうとする治療を
根本治療と呼びます。
その必要性自体を改善することなく、
ただ症状だけを消そう、抑えようとする治療を
対症療法と呼びます。
症状に捉われ、症状を消すことばかりに執着する
対症療法的発想で治療を受ける方は
その分だけ治癒が遅れます。
症状と言う身体からの悲鳴に耳を傾け、
しっかりと自分と向き合う方ほど
治りは速くなります。
あなたはどちらの道を選びますか?
当院は根本治療専門の鍼灸院です。
本気の変わろう、本気で健康を取り戻そう、
本気で健やかな未来を開こうとするあなたのために
本年も全力を尽くします。
長年の病で苦しんでいる方も
最高のパフォーマンスの為にコンディションを整えたい方も
健康になって夢を叶えたい方も
お気軽にご相談下さい。
本年もよろしくお願い致します。
根本治療専門 鍼灸治療院きさらぎ
TEL 079−421−9353
兵庫県加古川市野口町野口431-3
公式サイト
https://sinq-kisaragi.net/
]]>
朝一番の電話に出ると「おはようございます!」
聞き覚えのある明るい声。
今年の春まで当院にご家族で通ってらして
山形へ引っ越された女性でした。
「少し相談があるんですけど
今って時間ありますか?(笑)」
切羽詰まったような状況でもなさそうだし、
すでに来院されている方がいて
その後もつまっていたので、
翌日改めて電話させて頂きました。
なんでも数日前、
朝起きた時から背中の右側、肩甲骨の内側あたりが
痛いのだとか。
じっとしていても、どう動いても痛く、
始めは服がすれても痛かったのだとか。
「何か悪い病気だろうか」と不安になり、
どこに相談すれば良いのか分からないので
当院に電話してくださったそうです。
詳しくお聞きして状態のおおよその検討がついたので
少し指示しながら動いてもらうと
「あ、良くなりました!痛みません!」
原因と今後気を付けるべきことを伝えて終了。
電話での治療と相成りました(笑)
特別なことはしていませんよ。
今回はその手技を患者さんの手を使ってしただけです。
そう、
治療時にどんな手技を受けて、その身体の状態がどう変わったのか、
興味を持って観察するなり、質問するなりして理解を深め、
創意工夫すれば限度はあるにせよ、
ある程度自分で自分を調整することも出来るということですね。
もちろん鍼は無理ですけど(笑)
当院では治療に依存的な方を作りたくないので
自分で出来ること、取り組めることはどんどんお伝えしています。
ただ依存的に治療を受けるなんてもったいない。
治療を受けていて分からないこと、
養生やエクササイズに励んでいて分からないことなどあれば
遠慮なく訊いてくださいね。
治そうという意欲の強い方ほど治りは速いのですから。
いやあ、それにしても嬉しいですね〜。
遠く離れても頼って下さるってことは。
有難い一日でした。
根本治療専門 鍼灸治療院きさらぎ
TEL 079-421-9353
公式ホームページ https://sinq-kisaragi.net/
加古川市野口町野口431-3
]]>
「すぐに答えが出る」ということに慣れて
何事にも「待てなくなった人」が多いそうです。
携帯電話の登場で、待ち合わせでじっと待てなくて
「今どこにいるの?(怒)」なんて
すぐにイライラしたり。
心当たりはございませんか?(笑)
技術の発展で便利になることはもちろん良いことですが、
その状態を「当たり前」と認識することは
良いことばかりではないのではないでしょうか。
3分待ったら食べられるカップ麺だって
調理の仕上げをしてからが3分なだけで
その前には大変な手間暇がかかっているんですよね。
それを当たり前だと思うことは
大切な何かを見失っているように思えてなりません。
求める内容がなんであれ、
「望んだ結果がすぐに得られないと満足できない」という精神状態は
お菓子やおもちゃをねだって買ってもらえずに
地団太踏みながら泣き叫んでいる幼児と
精神構造上、何か違うのでしょうか。
さて、鍼灸治療を受ける上でも
「勿体ないな〜」と感じる患者さんが時々いらっしゃいます。
望む結果がすぐに得られることに執着する患者さんです。
子供の頃からの病や長年の慢性症状の背景には
その症状を固定化・慢性化させる要因の積み重ねがある
ということが言えます。
そして先天性・遺伝性の病など一部の例外を除いて
多くの病や不調の原因は
姿勢・運動習慣、
食習慣、
精神習慣(思考癖)
という日常習慣にあります。
習慣とは、同じ選択・決断を繰り返して
それを脳に身体に刻み込んできたということですから、
その影響もまた身体にしみこんでいるわけです。
症状はあくまでその結果に過ぎません。
しかもそれは氷山の一角。
慢性症状を抱える身体には
表面化している症状以外にも
様々な問題があるものです。
治療により身体の状況が良くなってくると
隠れていた問題が表面化したり、
かつてあって今は感じていなかった古い症状が
出てくる場合もあります。
症状自体を悪だと認識していると
そういった治療経過自体も悪いこととしか
受け取れなかったりします。
さて、当院の鍼灸治療、それ自体は症状そのものではなく、
症状を引き起こした根本原因と現状を踏まえ、
お身体の状況そのものをより良く整えて
その人本来の治癒力を引き出すことが治療の目的となります。
その 結果として 症状が改善してゆくのです。
ただし、脳や身体に刻み込まれた習慣は
慣れ親しんだ状況に戻ろうとしてしまいます。
ですから、お身体の状況と
そこに至らせた習慣上の問題点を理解し、
それを改めてゆくことの必要性の説明、
そして、その問題点をどのように改めてゆくかという具体的な養生法、
或いは治療で整えた状態を次の治療までどうやって維持してゆくのか
その方法をお伝えすること。
ここまでが「治療院での治療」となります。
お身体の現状と不調の原因を理解しようとするかどうか、
理解した上で医療指導を守るかどうか、
養生に励むかどうかはご本人の問題です。
そしてそれが治療経過を大きく作用してゆきます。
さて、新しい症状、表面的な症状は比較的速い段階で変化してゆきますが、
内科的な問題や精神的な問題を孕んだ慢性症状の変化は
身体全体の状況の改善が進んでから、遅れてやってきます。
時間をかけて慢性化した症状を改善してゆくのですから、
治療も積み重ねが重要なのは道理ですよね?
ですが、「待てない人」「結果を急ぐ人」
つまり、「慢性症状がすぐになくなること」に捉われている人は
症状自体の変化ばかりに捉われているので、
しかも0か100かという極端な尺度で捉われていることが多いので、
症状の背景にある原因の変化、身体全体の変化に無頓着になります。
それがやがて症状の変化に育ってゆくことを待てないのです。
今日蒔いた種(治療)が実って
明日にでも収穫したいと思っている。
そんな馬鹿げた願望で曇ったレンズを通して世界を見れば
見える景色が曇るのは当然ですよね?
曇ったレンズを外しさえすれば見える筈の世界が
見えてくる筈です。
1回〜数回、鍼灸治療を受けるだけで
長年の病や不調が劇的に変わることを望むあまりに
治療時に時々刻々と起こる様々な身体の変化、
鍼という働きかけに身体が応えてくれているからこそ起こる
様々な変化に気づき、受け入れ、喜ぶことができません。
その結果、
「この治療は私に合っていない」「この治療は駄目だ」
と判断してしまいます。
そうしてもっと良い治療は、良い病院はないかと
ドクターショッピングを繰り返し、
治療院ジプシーになってしまうのです。
「どこに行っても治らない」という人の多くが抱える問題のひとつが
ここにあります。
そしてそこには自分の治癒力と可能性に対する信頼度の低さがある、
と言えるかも知れません。
なんとなれば、結果を急ぐ人はみな治療に依存的だから。
言い換えれば、自分の在り方に責任を持たないから。
医療に依存的で自分の在り方に責任を持っていない人は
医療指導を守ったり、お伝えした養生法を
「やろうと思ったんですけど」などと言いながら
なかなか実践しません。
自ら健康になるための種をそもそも撒かないのです。
種(養生)も撒かずに結果ばかりを急ぐから結果が出ないのです。
鍼治療という静かな働きかけに身体は必ず反応します。
治療中・治療直後の変化例
〇視野が広がり明るくなる
〇呼吸が深くなる
〇脊柱の可動性が高まり、動きやすくなる
〇神経的に弱化していた筋力が回復する
〇身体の中心の感覚がはっきりし、安定感が増す。
〇肌艶が明るくなる
〇むくみが改善し、顔・身体が引きしまる
など
反応するのはあなたの潜在的な治癒力の働きです。
あなた自身の治癒力があなたの病や不調を治すのです。
その力を信頼してみませんか?
その力を信頼せず、上記のような様々な変化を喜べず、
意識の上で残った症状ばかりを選択していると、
脳は「そちら」の方が大事なのかと
折角治療に対して反応した良い変化を打ち消してゆきます。
その結果、症状がより固定化、慢性化してゆくのです。
これもまた「どこに行っても治らない」状態につながる
大きな要因です。
短気は損気、ですよ。
『遠くをはかる者は富み
近くをはかる者は貧す』
二宮尊徳
当院は本気のあなたの味方です。
お気軽にご相談下さい。
全力でサポート致します。
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心の状態は身体に現われます。
長年の病や不調の背景に
根深い心の問題が潜んでいることは珍しくありません。
逆に言えば、
向き合うべきことにしっかりと向き合えた時、
人の身体は大きく変わります。
あなたは症状と言う身体からの声に
耳を傾けられていますか?
当院の鍼灸治療は
心身を一つのものととして観る東洋医学を基礎としています。
よって鍼灸治療の積み重ねは
精神状態にも良い影響を与えます。
しかし、幼少時の傷ついた記憶や
自己不信につながるような経験、
親から植え付けられた偏った価値観など
潜在意識レベルで問題を抱えている場合は
鍼灸治療とは別にそれと直接向き合うことも大切だと思います。
そこで当院では、ご希望に応じて
メンタルコーチングも随時行っています。
あなたもあなた自身の本当の感情と
向き合ってみませんか?
根本治療専門
鍼灸治療院きさらぎ
公式サイト https://sinq-kisaragi.net/
TEL 079-421-9353
メンタルコーチングにご興味のある方は
公式サイト内の「特別メニュー」を
ご参考下さい。
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因みに昨日の食事はこれだけ。
カリカリの生地にベーコン・トマト・ポテトに
マカロニみたいなもの、そしてエビが乗っているやつ。
たまに食べるといつも思う。
ピザってやつは何が載っていても
結局トマトとチーズが勝っちゃうのね(笑)
#加古川市 #食中毒 #食当たり
#下痢 #嘔吐 #吐き気 #発熱
などは、当院では比較的よく扱う症例です。
さて、感染症の中でも鍼灸の適応疾患のひとつととして
意外に知られておらず、
且つ意外に臨床的に多いのが食中毒
いわゆる食当たりですね。
梅雨の時期から最近のように熱い時節は特に要注意です。
食事してから数時間以内に
下記のような症状が現われます。
など
下痢や嘔吐がなく、なんとなく身体が重いなどという場合、
食中毒だというご自覚はあまりないことが多いですが、
激しい嘔吐や下痢を伴わない、胃の不快感や身体の重だるさなど
軽い食あたりなら、驚くほど頻繁に起こっています。
肉・魚は火を通していても完全に細菌を殺せるわけではないので、
弁当やお惣菜など調理から時間が経ったものは気を付けましょう。
当院では脈診と触診、筋肉反射テストなどによって
病態を把握し、適切な鍼治療を施してゆきます。
治癒力を活性化させる治療ですので、
必要に応じて下痢などの症状が強くなる場合もありますが、
それは排泄機能が高まっている証拠ですから、
その分治りが速くなります。
大抵は治療中に身体の不快感は消えることが多いです。
感染機序は違いますが、同様の症状のウィルス性胃腸炎などにも
効果的です。
治癒力自体を高めるための治療なので
感染菌・ウィルスの種類の違いは問題ではないのです
※もちろん、緊急的処置が必要な劇症の場合は
西洋医学の対症療法の方が効果的です。
劇症ではないが、胃の不快感や吐き気がある、
胃の不快感や吐き気が続く、
胃腸炎の病院での治療後も、
なんだか調子が悪い、
というような場合はお気軽にご相談下さいね。
加古川市の根本治療専門院 鍼灸治療院きさらぎ
TEL 079-421-9353
公式ホームページ
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温かくなってゆくのを感じます」
つい先日、治療中、そう言って下さった方がいらっしゃいました。
実はこれ、本当に大切なことです。
身体に起こった変化・現象が、ではなく、
その変化に彼女が気付いたということが、です。
何故なら彼女は、「今」と向き合えていたからです。
さらに彼女の良い点は
今、身に起こり感じ取った変化を
言葉にすることが出来たことです。
それは日常に起こる様々な良い変化を
受け取り喜べる心の習慣があるという事だからです。
今起こっていることを受け取るには
今を生きていなければなりません。
多くの方がなかなか ソレが出来ないのです。
仕事の事、その日の次の予定、晩御飯の献立の事・・・・
鍼治療中も未来の出来事で頭がいっぱいの人。
「〜すると必ず〇〇の症状がでる」
「こないだは〇〇の症状が出た」
記憶の中の症状を追いかけ続ける人。
「どうして私がこんな体にならなくちゃいけないの」
「前はこんなじゃなかったのに」
「こんなのは私じゃない」
自問自答を繰り返しながら過去を現在に持ち込んで
頭がいっぱいの人。
「私の身体はこのままどうなってしまうんだろう」
「本当はもっと悪い病気なんじゃないか」
悲観的な未来を想像して頭がいっぱいの人。
過去と未来という頭の中のこしらえごとに縛られて
「今」に生きていないのです。
鍼を打ち始めると身体は時々刻々と静かに変化してゆきます。
全身の気血の流れが良くなり、冷えた身体は温まり始め、
火照った身体は程よく冷めてゆく。
内臓が動き出し、グルグルと腸が鳴る。
浮腫みが取れ、体が締まってくる。
無駄な筋肉の緊張が緩み、ベッドへ深く身体を委ねられるようになる。
浅かった呼吸が静かに深くなってゆく。
・・・・・etc
その変化はまさに「今」起こっていること。
その変化をつぶさに感じ取っていくということは、
「今」と向き合うということです。
諸行は無常。
「今」は常に変化し続ける「今」です。
変化しないものなどないのですから、
感じようとすれば、
感性を繊細に研ぎ澄ませ、それに身を委ねれば、
様々な変化に気付けない筈はないのです。
そうやって身体を通して「今」と向き合う稽古を繰り返す程、
感覚はより繊細に柔らかく鍛えられてゆき、
より小さな変化をも感じ取れるようになってきます。
やがてそれは
日常に起こる様々な変化をも捉えだしてゆきます。
今まで見えていなかったものが見えるようになり、
今まで聞こえていなかったものが聞こえるようになる。
それだけ、世界が広がり開けてくるということです。
素晴らしいと思いませんか?
過去や未来や不満や不安や願望や、
いつも考え事、こしらえごとで頭をいっぱいにしている人は
自分の尺度に沿った見たいものや
見たくないものばかりを見てしまいます。
そのようなものにばかりアンテナを張っているので
本当に良い変化が目の前に起こっていたとしても
見逃してしまうのです。
たとえ気づいても喜べないのです。
不安が不安を呼び、不満が不満を呼び、
自らその色に世界を染めてしまいます。
暗い、辛い、私は可哀想だ、
自分で拵えたそんな色眼鏡で世界を見る限り、
世界はいつも暗く辛いまま。
感情や願望や出来事の自己解釈に惑わされず、
「今」と向き合っていかない限り、
その世界から抜け出すのはなかなか難しいのではないでしょうか。
身体と向き合う。その変化を味わってゆく。
それは「今」と向き合うまたとない稽古。
感性を、感覚を柔らかに育ててゆく機会にすることが出来ます。
ですから、当院では治療前の数分、
ベッドに横たわって目を閉じ、自分の身体を、
身体の現状を観察してもらう時間を設けています。
変化を変化として感じ、
そしてそれを受け入れる心と身体の用意がきちんとできるほど、
同じひと鍼でも身体の反応はそれだけ速く、深く、広くなってゆきます。
同じ治療の中で気づけることも多くなります。
その結果、治療効果が高まり、回復も速くなってゆきます。
その気付きを活かして、日常の自分の身体の変化を観察し、
養生に励めば、猶更回復に拍車がかかります。
逆に症状に捉われ、願望に捉われ、過去に捉われ、
不安や不満に縛られていると、
それだけ道は遠くなります。
同じ時を過ごしながら、それだけの差が出てしまう。
もったいないと思いませんか?
余計なことは考えない。
ヨガも瞑想も座禅も「今」と向き合う稽古ですね。
日常の一々の作務に徹することも
「今」と向き合う稽古にすることが出来ます。
日常を稽古に。
それが出来たら最高だと思いませんか?
誰もが取り組めることです。
「私には無理」と自分を見限らない限り。
先ずは身体と向き合うことから
始めてみませんか?
昨日までとは違う、新たな未来を開いてゆくには
今の自分としっかり向き合ってゆく必要があります。
逆に言えば、今の自分としっかり向かいあわずに
昨日までの生き方(習慣)を改善することがないなら
昨日をなぞるようにしか生きられないということであり、
新たな未来を切り開いてゆくことは難しいでしょう。
あなたはそういう人生を選びますか?
それとも見たこと聞いた事のない新しい世界を想像し、
創造していける人生を選びますか?
本気で変わりたい、人生を変えたい方は
お気軽にお電話下さい。
根本治療専門
鍼灸治療院きさらぎ
TEL 0794219353
#加古川 #鍼灸 #今と向き合う #稽古
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「昨日の朝、第2子を出産しました」と。
巷の多くの院では俗に「痛いとこバリ」と呼ばれる
西洋医学的な刺激理論による鍼治療が行われていますが、
東洋医学的な鍼治療を学んできて良かったなと思います。
症状別に治療するのではなく、
その方の病態・体質・体力・体調に合わせて治療できるからこそ、
基本的にどのような方も受け入れられるし、
避けられがちな妊娠中、特に妊娠初期の施術も
安全に対応することが出来るのですから。
]]>
昨日第四話の台詞が素晴らしく、印象的だったのでおすそ分けです。
主人公は空襲で母を、戦地で父を亡くした戦災孤児の9歳の女の子。
兄弟と別れ、父の戦友に引き取られ
ひとり東京から北海道へ。
見知らぬ土地で見知らぬ家族との暮らしが始まる。
そっけない家族に受け入れてもらおうと
必死で働き、笑顔を絶やさない主人公「なつ」
そんななつに草刈正雄演じる一家の長、
北海道開拓者で酪農を営む厳しく頑固そうな老人が
静かに語りかける。
『ちゃんと働けば必ず報われる時が日が来る。
報われなければ働き方が悪いか
働かせてる者が悪いんじゃ。
そんなとこはとっとと逃げ出しゃあいいんじゃ。
だが一番良くないのは
人がなんとかしてくれると思って生きることじゃ。
人は人をあてにするもんを助けたりはせん。
逆に自分の力を信じて働いていれば
きっと誰かが助けてくれる。
お前はここ数日、本当によく働いた。
そのアイスクリームはお前の力で得たものだ。
お前なら大丈夫だ。
だからもう、無理に笑うこともない。
謝ることもない。
堂々としていれば良い。
堂々とここで生きろ 』
NHK朝ドラ「なつぞら」より
人の顔色を窺いながら、人からの評価を気にしながら
偽りの自分を演じたり、卑屈になって自ら苦しんでいませんか?
或いは誰かがなんとかしてくれると依存的になって
自分を生きることを、主体的に生きることを放棄していませんか?
卑屈さ
偽りの自分
依存心
共通しているのは自分の可能性を閉ざす自己不信感です。
当院の鍼灸治療は
心身をひとつのものとして捉える東洋医学的身体観を
基礎においていますので
運動器疾患だけでなく、内科疾患や精神疾患を抱えた方を
多く診させていただいておりますが、
うつやパニック障害、神経症など精神疾患の背景には
さらには回復の遅い慢性疾患の背景には
そんなマイナスな思考習慣、情緒的偏重があることが少なくありません。
「自分には無理」「自分なんて」
心当たりはありませんか?
自分を信頼しないで、どうして自分の可能性が開けましょう。
自分を信頼しないで
どうして自分の潜在力を輝かせることが出来るでしょう。
言い訳せずに自分としっかり向き合うほど
自分の在り方、人生にしっかり責任を持つほど
健康への道は開かれます。
『健体康心』
心と身体
ともに健やかでこそ初めて健康なのです。
あなたは今、健康ですか?
加古川市 根本治療専門 鍼灸治療院きさらぎ
TEL 079−421−9353
公式サイト
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令和
和をせしむ、和しむべしと読めたので
安倍総理の本当の意図が透けて見えて
ちょっと違和感がありましたが、
出典を聞いてなかなか良いなと思いました。
干時初春令月 氣淑風和
時に初春 令月 氣淑(よ)く 風和らぎ
令月は愛でたい月であると同時に陰暦2月の異称
つまり如月(きさらぎ)
厳しい冬の寒さを乗り越え、
草木が芽吹き角ぐむ様をきさらぐと言い、
その季節をきさらぎと呼ぶようになったそうです。
この生更来(きさらぎ)と
病という厳しい時節を乗り越える心身のきさらぎを重ね、意図し、
当院は屋号を 鍼灸治療院きさらぎ としたのです。
鍼灸治療という生命力強化のための働きかけ、その力が
皆様ひとりひとりの命のきさらぎを実現できますように。
令和と当院、因縁浅からず!?(笑)
平成も残りわずか一月。
そして新たな時代へ。
令和。
誰もが等しく優しく柔らかく和やかに
各々が各々の場で、おのおののすべで一隅を照らせ。
もって人心と世の和を成さしめん。
当院もその一助となるべく、変わらず全力を尽くします。
#加古川 #鍼灸院 #令和 #きさらぎ
]]>
余計なことを考えずに
何かひとつのことに情熱を傾け打ち込むことは尊い。
それが多感な時節なら猶更だ。
その対象がなんであれ、
中学・高校の部活のように毎日毎日、
ほぼそのことだけに情熱を注いで
ひたむきに何年も過ごせる時節はなかなかないのではないか。
『東洋医学 ホントのチカラ〜科学で迫る 鍼灸・漢方薬・ヨガ〜』
というNHKの番組が放送されました。
ご覧になりましたか?
鍼灸・漢方薬・ヨガの三部構成で、
基本的には良い番組だったんですが、
視聴した印象としては 鍼灸に関しては少々残念でした。
薬石(やくせき) という言葉がありますが、
薬石の石は鍼のことを表しています。
江戸時代までの日本人の健康を守ってきたのは
間違いなく漢方理論に基づく薬と鍼灸です。
しかし、西洋列国に並びたい政治的意図によって制定された医療法
によって、西洋医学第1主義の観念が一般化され、現代に至っています。
戦場で進化した近代西洋医学は、外科と感染症対策、
生死に関わる緊急的処置において優れた医学です。
症状別ではなく、人それぞれの体質・病態・体調・体力に応じ、
心身全体の機能的環境を整える東洋医学は
内科疾患や慢性疾患、体質改善等において優れた医学です。
法的な位置づけと医学的価値とは別物ではないでしょうか。
ですが、
「東洋医学は西洋医学よりも劣った経験医学」
今でもそういう認識の医師も多いし、
一般の人たちにとってもそういう認識の人は少なくないでしょう。
そんな風潮の中、医療の世界で東洋医学への関心が 年々高まってきているのも事実。
東洋医学の効果を科学的に証明し、
それを広く知らしめることは大変意義あることだと思います。
ただし、特に「鍼灸」のコーナーでのアプローチは
「鍼灸の効果とその機序を西洋医学的に考察し、効果を検証する」
という印象のものでした。
東洋医学はどのように人体を、病を捉え診断するのか。
肝心な「東洋医学の理念・哲学」が抜け落ちていたのです。
東洋医学では西洋医学のように
人体を多くの部品の寄せ集めのようには考えません。
機能的にも構造的にも、心身をもとより一つのものとして観ます。
その証拠に東洋医学には西洋医学のような多くの科や、
病名毎の専門性というものがありません。
病はあくまで不調の結果に過ぎない。
症状は心身に今起こっている異常事態を知らせる警報であり、
必要があって現れているものと考えるので、
緊急時を除いて症状を取ること自体を治療目的とすることはありません。
心身全体を統一的に捉え、原因を見定め、
心身全体を調整した結果として、病は癒えなければならない、
と考えます。
しかし、番組では西洋医学的に「鍼灸」にアプローチしているため、
その最も大切な東洋医学の哲学、理論が抜け落ちてしまっていたのです。
故に主に肩こり・腰痛などの筋・骨格系の疾患等
西洋医学的に理解しやすいものばかりが取り上げられていました。
これでは東洋医学を真に理解することにはつながらないでしょう。
番組内で紹介されていた痛みのある部位と関係する
経絡上のツボに鍼灸を施す方法。
随経療法と言ってこれはあくまで対症療法です。
昨今流行りで、「美容鍼灸」と呼ばれる顔に何本も鍼を打つ方法。
直接鍼を打っているのですからその部分の血流が良くなるのは
当然のこと。 これも局所治療という対症療法です。
婦人科疾患には「三陰交」
対症療法自体が悪いわけではありませんが、
症状を追うだけでは、たとえ症状が取れたとしてもそれまでのことです。
なぜその症状が現われるようになったのか、
根本原因は放置されたままですので、いくら治療しても焼け石に水。
いづれ再発するか、別の症状となって現れることとなるでしょう。
いたずらに症状だけを取ることは
患者ご本人が自分の身体、
ひいては日々の習慣の問題点と向き合う機会を
奪うことにもなりかねません。
患者本人の求めがあるからといって、
痛み止めのような治療を提供するばかりで
大切な気づきの機会を奪うことは医療者の怠りではないでしょうか。
医療においては応えて良いニーズと応えてはいけないニーズが
あると思います。
症状別・病名別の対症療法ではなく、
心身全体を調整し、治癒力をあげることで
あらゆる病気の克服を目指すのが本来の東洋医学の哲学であり、
鍼灸の効果を最大限に引き出す骨子となります。
症状が消えるということは
必ずしも治るということではありません。
症状を感じなくなるということと
症状を出す必要のない身体になることとは違うのです。
西洋医学には西洋医学の
東洋医学には東洋医学の長所・短所、特徴があります。
皆さんには、そのことを踏まえた上で治療を選択できる
賢い患者さんになって頂きたく思います。
なぜなら、それが健康への近道なのですから。
加古川市 根本治療専門 鍼灸治療院きさらぎ
TEL 079−421−9353
公式サイト
#加古川市 #鍼灸院 #根本治療
#東洋医学 #西洋医学 #頻尿 #三陰交 #会陰
]]>
アジア大会2018inジャカルタ
あなたはご覧になりましたか?
意志一つだけで。ほんの少しの心がけだけで。
#加古川市 #鍼灸院 #アスリート #根本治療 #コンディショニング #自分と向き合う
]]>福岡行きの電車に乗る人はいない。
例えばパスタを作りたいのに
ちらし寿司の食材を用意する人はいない。
望む結果を得たいなら、
それに相応しい適切な方法を選択することが必要だ。
当然の道理。
けれども健康になりたいのに
それに相応しい適切な方法を選ばない人は実に多い。
どんな努力をしてみても
その努力の方向性が得たい結果へと向いていないなら
その努力は時間の無駄だ。
というより、その不適切な努力が生む望まざる結果を
その身に引き受けなくてはならない。
なんとなれば、自分の言動の結果の責任を負うのは
もちろん自分なのだから。
今、心身に関して何らかの不調を感じているなら、
今、何かの病を得て苦しんでいるのだとしたら、
先天性・遺伝性の病や不可避な外傷など一部の例外を除いて
その原因は間違いなく自分の生活習慣の中にある。
症状とは積み重なった悪習慣の結果、
耐え切れなくなった心身から自分への警報だ。
その警報を無視して、その警報音だけを消してくれ、
症状だけを消してくれたらそれで良い。
と考える方は、哀しいかな、少なくない。
意識が症状だけに向いているため、
原因となる自分の習慣上の問題点と向き合うことが出来ない。
意識が症状だけに向いているため、
治療によって起こる様々な心身の変化に気づくことが出来ない。
意識が症状だけに向いているために、
症状の改善には気づけず、気づいても喜べず、
残った症状にばかり目がゆき、
「私は辛い」「私は可哀想」という被害者意識を
せっせせっせと育ててしまう。
被害者意識が強いので、
「誰かがなんとかしてくれる」から抜け出せず、
自分にとって耳が痛い事、向き合うべきことから
目を逸らしてしまう。
養生(生活習慣の改善)という自己治療を抜きに、
鍼灸治療だけでご本人が抱える根本的な問題を解決できるはずもない。
これもまた道理。
道理を無視して横車を押すことを無理と言う。
「今までの自分のままで、今までのやり方を改めずに
望む良い結果だけ欲しい」
あなたにも心当たりはないだろうか。
さて最近、ご来院された不妊状態に悩む女性。
病院での検査の結果、数値的には特に問題がないという。
男性の側にも問題がなく、条件的にも理由が分からないという。
数値的に問題がなくても条件的に問題がなくても
全く健康という人はいない。
たとえ西洋医学的に「異常なし」と言われるような状態でも
その時々における最上の状態へ心身を整えてゆける手立てがあるのが
東洋医学的鍼灸の強みだ。
彼女の場合、冷えの症状がとても強かった。
その直接的原因に関する説明は省くが
足部(足首から下)が非常に冷たく、
手を触れずにかざしているだけで冷気が伝わり、
触れるとこちらの手の体温が奪われていくほどだった。
鍼灸治療を施した後、足部の血行が良くなり、
次の来院時には「数日間足がポカポカしていた」という。
初診時にお伝えした姿勢や歩き方の問題もすぐに実行されていたので、
簡単なエクササイズをお伝えした。
何度目かには冷えを感じることはなくなり、
現在では手足ともに程よく温かい。
もちろん治療の効果もあるが、
これは彼女が伝えられたことを素直に実践されたからだ。
どれだけ医療指導を受け、養生の大切さを伝えられても
多くの方が実践しないその中で、彼女が素直に実践できたのは
彼女本来の性質もさることながら、
彼女が何のために健康になりたいのか、目的意識を持って、
主体的な問題意識を持って治療に臨んでいるからだ。
食習慣、姿勢・運動習慣、そして精神習慣。
その気にさえなれば改善できることは誰にでも山ほどある。
目的がはっきりし、目標が高いほど、
主体的に養生に励むほど気づきも増えるから
より高い基準で取り組めることも見えてくる。
次第に鍼灸治療に対する身体の反応が速くなり、
それに伴い治療効果もより高まり、治りが速くなってゆく。
「誰かがなんとかしてくれる」と思っていいる多くの方は
養生に励まず、医療指導を守らず、不養生を繰り返すことに
すなわち「変化しないこと」「成長しないこと」「治さないこと」に
エネルギーを注いでいるのだから
もちろんその分治りは遅くなる。
働きかければ必ず心身は応えてくれる。
良く働きかければ良く
悪しく働きかければまたそれに相応しく。
これもまた当然の道理。
あなたは道理を尊びますか?
それとも無理を尊びますか?
当院は本気のあなたを全力でサポート致します。
加古川市 根本治療専門 鍼灸治療院きさらぎ
TEL 079-421-9353
公式サイト
季節の移り変わりや日常のちょっとした変化に
気づけるようになるとよく聞きます。
句をひねるに当たって何かネタはないかと
アンテナを張るようになって感覚が繊細になり、
今まで見過ごしていたものに気づけたり、
聞こえていなかったものが聞こえるようになる。
何に焦点を当てるか、
そのアンテナの張り方ひとつで
世界は変わるということですね。
さて、症状とは必要があって出てきているものなので
一時しのぎの痛み取り、対症療法は
当院では基本的にしないのですが
患者さんご自身が施術前後の体の変化を知る一つの指標として
圧痛点(押さえて痛む場所)を触診することがあります。
先日はこんなことがありました。
鍼灸治療前の診察の際、軽く触れただけで
患者さんが「痛い!」と顔をしかめるような部位がありました。
皮膚の表面から硬く突っ張って過緊張しており、
弾力がなく過敏になっていました。
関係する関節の可動制限もありました。
鍼灸治療後(直接的施術はなし)、
再度触診すると件の部位の緊張はほぼ消え、
適度な皮膚・筋肉の弾力があり、
関節の可動制限も改善していました。
が、患者さんの反応は「痛い!」
先程と同じように顔をしかめています。
ん?
「今どんな感じですか?」
「まだ痛いです」
「では、はじめの痛みを10としたら、今どれくらいの痛みですか?」
「・・・2くらいですね・・・あれ?(笑)」
「まだ2痛いということは言い換えると?」
「もう8割がた痛くないということですね(笑)」
痛みの度合いが8割方なくなり、10から2になっても
「痛い!」としか反応できなかったのは
痛みの変化ではなく、「痛いかどうか」にアンテナを張っていたから。
0か100かに焦点を置いていたので、たとえ痛みが2に変化していても
彼女の中では「100%」痛かったのですね。
そのせいで8割の変化に気づけなかったのです。
カメラのピントを一点に合わせクローズアップすると
その周囲がぼやけて見えなくなるのと同じことです。
またこんなこともありました。
最近めまいを主訴に来院された男性。
何度目かの来院時、「今週は調子が悪かったです」
「どんな風に調子が悪かったんですか?」
「火曜日にひどいめまいがありました。」
「ほかの日はどうでしたか?」
「ほかの日はあまり・・・気にならなかったです」
「では、めまいの頻度や強さは大分減っているんですね?」
「そうですね」
「強いめまいがあったのは1日だけですね?」
「はい」
「○○さんの中では1日調子が良くない日があると
その週全体が調子が良くない週ということになるんですか?」
「・・・・そっか、おかしいですね(苦笑)」
起こっている現象をどう捉え認識するかで
自分の見る世界は変わってきます。
自分にとって嫌なこと、都合の悪いことばかりにとらわれるあまり
身に起こっている良い変化に気づけない。
これってとてももったいないことだと思いませんか?
多くの病や不調の原因は日常生活にありますが、
その中でも最も根深い問題がこの精神習慣、思考習慣の問題です。
そしてそれだけにその重大さに気づき、
本当の意味で腹から理解できてくると
同じ治療を受けても予後は大きく変わってくるのです。
今回のことで件のお二人は
「自分で自分を苦しめている」その現状に気づき、
そしてそれを笑うことが出来ました。
これはとても大切なことです。
ストレスや不幸をかき集めるこのような物事の捉え方は
性格ではなくあくまで精神的な習慣、
感じ方・考え方の癖でしかありません。
習慣ですから意志一つで変えてゆくことが出来ます。
鍼灸治療を通して、養生を通してしっかりと自分と向き合ってゆくと
あなたもきっと新しい扉が開けます。
一歩前へ進んでみませんか?
『世界がどんな風に観えようと
それは自分の在り方への応答だ
何も観えていない私
愚かさを深めよう
闇と向き合う者にだけ
光はすでに届いている 』
TEL 079ー421ー9353
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#加古川市 #鍼灸院 #根本治療 #予防 #コンディショニング
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日本選手の活躍も頼もしい限りです。
スキージャンプの高梨沙羅選手の銅メダルに始まって
モーグル 原大智選手 銅
スピードスケート
高木美帆選手 1500m 銀 1000m 銅
小平奈緒選手 1000m 銀 500m 金
スノーボード(ハーフパイプ)平野歩選手 銀
ノルディック複合 渡部暁斗選手 銀
フィギュアスケート男子シングル
羽生結弦選手 金
宇野昌磨選手 銀
と大活躍ですね。
皆さん、お愛でとうございます!
昨日の小平選手の女子スピードスケート史上初にして
オリンピックレコードの金メダルも胸が躍りましたが
一昨日のフィギュアの羽生選手には脱帽です。
個人的には遊び心があり、情感豊かな演技をされる
フェルナンデス選手の方が好きなのですが、
今回の羽生選手は見事としか言いようがありません。
フリーの技術点はネイサン・チェン選手が最高点だったようですが、
動きの質としては羽生選手が群を抜いて、別次元にいるように感じました。
66年ぶりの二連覇。
とても怪我の後とは思えない素晴らしい圧巻の演技でした。
彼のあの精神的な強さは一体どこから来るのでしょうか?
世界中から注目され、期待される立場。
計り知れない重圧の中で昨年11月の足首の怪我。
不安や焦りはいかばかりであったか。
もし彼がその不安や焦り、自分の不運さに焦点をあてていたら
今回の結果はなかったでしょう。
既に起こったことは誰にも変えることは出来ません。
目標を見据え、厳しい現状を踏まえて、
その中で今自分に何が出来るか、何をすべきか、
に焦点を当てていたからこそ、
満足な練習が出来ない期間を有意義に使うことが出来たのでしょう。
たとえば普通、足関節を捻挫すれば、
庇うために様々な部位に影響が生じますが
演技中はもちろん歩行動作などを見ても
その影響は殆ど感じられませんでした。
これは自分ひとりではどれだけ気を付けても
中々できることではありません。
彼の周りにいるサポート陣が優秀であろうことは当然として
彼がコーチやトレーナーなどサポートしてくれる他者の言葉に
耳を傾ける素直さを持っていた証ではないでしょうか。
いつも謙虚で、且つ成長することにどこまでも貪欲だからこそ
出来ることです。
向き合うべきことから逃げずにしっかりと向き合い、
自分の核がしっかりあるからこそ他者の助言にも素直になれ、
素直だからこそ様々なことから多くの気づきを得られ、
前へ前へと進んでゆくことが出来るのでしょう。
そして彼に限ったことではありませんが、
多くの選手が必ずといっていいほど口にするのが
周囲への感謝です。
輝いているアスリートの中で
愚痴や言い訳、不平不満を口にしている人を見たことがあるでしょうか。
これはとても大切なことです。
何故なら支えられていることへの感謝、
今ある恵みに感謝できる人は自己肯定感を強く保ち、
前向きな思考を選ぶことが出来るからです。
置かれた環境、条件の中で自分が今出来る最善の策は何かと考え、
実践し、得た結果から軌道修正し続けてゆく人と
置かれた環境、条件の中で自分がいかに不運で恵まれていないか、
出来ることよりも出来ない理由や言い訳を探し続けることに
エネルギーを注ぐ被害者意識の強い人。
どんな結果を引き寄せるかは火を見るよりも明らかですよね。
鍼灸治療を受けるにあたっても同じようなことが言えます。
症状に捉われ、症状を憎み、
自分がいかに可哀そうか、弱者であるかに焦点を当て、
向き合うべきことに向き合おうとしない人は
そうでない人よりも確実に治癒が遅れます。
症状を抱えた自分の身体の現状を理解し、
多くの病や不調の原因となる生活習慣の問題点に目を向け、
その上で今の自分に何が出来るか、
取り組むべきことに焦点を置いた上で治療を受ける人は
そうでない人に比べて、当然のことですが
同じ鍼灸治療を受けても治りが速くなります。
健康とは健体康心。
心も体も健やかであって初めて健康と言えるのです。
姿勢・運動習慣
食習慣
そして精神習慣
つまり日々の在り方、
その選択と決断の積み重ねの結果が現在の健康状態である以上、
自分と向き合うことなく、望む健康状態を得、
維持することなど出来る筈もありません。
特に精神習慣の影響は深く強いものです。
先天性・遺伝性の病や外傷(急性期)など一部の例外を除いて
慢性疾患、慢性症状の強さ(感じ方)は脳が作り出すものだからです。
同じ状況の中でストレスを感じるか否か、
そのストレスの度合いはその状況をどう受け止め、認識するか
その人がどんな考え方を選択するかにかかっています。
これは性格の問題ではありません。
目の前に現れた障害を越えられない壁として捉え、
「不幸な自分」を強化していくか
越えるべき課題として捉え、
自分を成長させる糧にしていくかは
あくまで思考習慣、精神習慣の問題です。
自分の現状としっかりと向き合い、理解に努め、
鍼灸治療を通して気づいたこと知りえたことを
積極的に日常に活かしてゆく。
積極的に意識的に取り組むからこそ、
取り組んだ結果からまた学び、修正もしてゆけるし
問題意識が高まり、気づきや学びへのアンテナの感度が高まった状態で
治療に臨めるので、気づけることもさらに増えてゆきます。
依存的に鍼灸治療を受け、
積極的に習慣の改善に取り組まない方は
同じ習慣を繰り返し、同じ負荷を心身にかけ続けるわけですから
その分、同じ治療を受けても治癒は遅れるのです。
当院ではただ鍼灸治療を提供するだけでなく、
その機会が患者さんにとってご自分と向き合う機会
となるよう心掛けています。
治療に依存的な人ではなく、
自分で自分の健康を守れる、
守れるよう毎日を大切にされる方を増やしたいからです。
今ある恵みに感謝し、
意志さえあれば自分に出来ることに挑戦できること、
何度でも失敗できる身であることに感謝し、
どこまでも成長できる喜びを知る人を増やしたいからです。
〇 何に焦点を当てて生きていくのか。
〇 感謝のうちに生きていくのか 不平不満のうちに生きていくのか
選択するのは自分。
その結果を引き受けるのも自分です。
「今まで通り」の楽な道を選ぶのは簡単です。
自分の可能性を狭めることを引き換えに。
自分の在り方に責任を持てば選択肢は増え、可能性は広がります。
困難があってもその先をワクワクしながら進んでゆくことが出来ます。
そう思いませんか?
アスリートから学べることは多いですね。
私も気を引き締めねば。
それにしても楽しみな競技は今後も目白押し。
女子カーリング
女子スノーボード(ビッグエア)
女子スピードスケート(パシュート)
女子フィギュア
女子ばっかり・・・・いや、ノルディック複合!
やはりオリンピックは楽しい!!
TEL 079ー421ー9353
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お陰様で当院、鍼灸治療院きさらぎは開院10周年を迎えた。
10年ひと昔と言うが、大きな希望と少々の不安を胸に
開院したのがつい昨日のようだ。
その間当院の治療方針はまるで変わっていない。
症状別・病名別の対症療法はせず、
その人本来の治癒力そのものを引き出す根本治療のみを行い、
もって皆様にご自分と向き合う機会を提供し、
皆さまが物事に主体的に臨むことによって生まれる自由に気づき、
自己信頼感を高め、身も心も健やかになって、
それぞれの日常を明るく楽しく豊かに輝かせてくださる、
その一助となるべく、最善を尽くす。
もちろん、それを開院当初から体現出来たわけではない。
開院当初のご予約のまばらな頃などは
経営上、継続して通院してもらいたいが為に、
患者さんの意向に沿って症状を追い、
対症療法を施してしまうこともあった。
けれども、そんな時はいつも恥ずかしく、
自己嫌悪に陥ったものだ。
何故なら、対症療法を続ける限り、
痛み消し、症状消しを目的としたごまかし治療を続ける限り、
根本治癒は遠のいてしまうからだ。
そして、何よりそれが罪深く問題なのは、
患者さんの学びの機会、成長の機会を奪うことにつながるからだ。
対症療法で症状消し、痛み消しをして
その方を満足させさえすれば良いのであれば
治療家は至極楽な話だ。
しかし、ではその方はいつ学ぶのだろう。
いつ気づくのだろう。
自分を苦しめているのは、ほかでもない自分なのだということに。
先天性・遺伝性の病や外傷、感染症など一部の例外を除き、
多くの病や不調、痛みの原因はご本人の生活習慣の中にある。
ご本人の精神習慣、姿勢・運動習慣、食習慣、
すなわちご本人の在り方の中に、
健康を損ない、且つ治癒を遅らせるいくつもの原因が潜んでいる。
積み重ねた悪しき習慣、その負担によって心身に何らかの不調和、
構造的、或いは内科的な機能失調が発生し、
それがある水準を超えた時に、身体は危険信号を表す。
それが症状だ。
症状とは言わば警報器。
警報を消しても火事は治まらない。
治まっていないのにも関わらず、
「警報を消してくれという要望に応えているのだから
良いじゃないか」というのは治療家の傲慢ではないか。
症状に感謝しましょう。
症状に学びましょう。
症状と言う身体からの訴えに耳を傾けましょう。
当院が皆さまに伝え続けてきたことだ。
けれど伝えきれず、伝わりきらず、
自分と向き合うことの大事にも
養生に励むことの大事にも
気づいて頂けた方の数は私の理想からは程遠い。
そんな拙い私の働きであるにも関わらず、
当院を気に入り、当院を支持して下さった多くの方に支えられて
何とか10年を過ごすことが出来た。
これはまことに有り難く、有難く、
嬉しいことであると同時に恥ずかしいことだ。
なんとなれば、助けられていたのは私の方なのだから。
今後五年十年、さらにその先も当院の理念は変わらない。
より強く高くなることはあってもその逆はない。
その間、これまでがそうであったように
診断技術も治療技術もどんどん向上してゆく。
対症療法や慰安的施術に執着する人たちの身には
益々縁遠い院になっていくことだろう。
対症療法やってりゃ楽だってのは分かってるけどね。
けれどもこれは私の道行き。
私の選んだ道行き。
分かっちゃいるけどやめられない。
『ねぇ、なんでキリンはあんなに首が長いの?』
『仕方ないやろ。あんなに高いとこに頭があるんやから』
本気で健康を取り戻したい、健康であり続けたい
そして人生をより良く輝かせたい皆様に貢献できますよう
ただただまっすぐに ひたむきに ひたすらに
精進して参ります。
10年間、誠に有難うございました!!
そして今後の当院をご覧じろ!!
鍼灸治療院きさらぎ 院長 吉良 淳
TEL 079ー421ー9353
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それで何かを行って
それで何かを身に着けて
それで何かを口にして
その時、あなたのお身体はどう反応しましたか?
巷で噂の健康法、ダイエット法、ダイエットグッズ、
磁力系の健康器具、チタン製の健康器具、
「マイナスイオンが発生する」という電気器具、
五本指靴下、矯正下着、着圧式ストッキング、
水素水、岩盤浴、サウナ、
食材、食べ方、サプリメント、薬・・・・。
それらに触れて、試して、口にして
その時、あなたの身体はどんな風に反応しましたか?
あなたはその身体からの声に耳を傾けましたか?
『健康に良いって聞いたから』
当院で鍼灸治療を受けておられる患者さんの中にも
そんな健康情報集めが好きな方がいらっしゃいますが、
そういう方に多いのが情報に左右されて
自分の身体の反応に無頓着なこと。
その情報を取り入れて身体が喜んでいるか嫌がっているか、
身体からの声に耳を傾けないのです。
頭ばかり喜ばせて満足していると
あなたの身体は鈍ってゆきます。
身体の変化・反応を捉えるあなたの能力は鈍ってしまうのです。
それはとても怖いことだと思いませんか?
頭ばかり優先させることは
身体を蔑ろにすることにつながります。
良かれと思ってやっていることで
自分の身体を痛めつける・弱らせることにつながってしまう。
それは珍しいことではないのです。
自分が何気なくやっていること、良かれと思ってやっていることが
自分の身体の機能・能力を下げてしまうなんて、
それはとてももったいないことだと思いませんか?
今日のあなたの健康状態は
昨日までのあなたが積み上げてきた結果。
今日のあなたの不調の原因は、多くの場合あなたにあります。
あなたの習慣の中にあります。
「何もしないですぐに効果が上がる。」
「何もしないですぐに健康を取り戻せる。」
耳当たりの良い情報に振り回されるのは、
もうやめにしましょう。
当院では病名別・症状別の対症療法的鍼灸はまったく行わず、
心身全体を整えて、生命力を強化するための
根本治療と呼ばれる鍼灸治療を提供しています。
繊細な鍼治療の働きかけにあなたの身体がどう反応するのか、
そして出てきた反応にあなたがどう反応するのか、できるのか。
ご自分の現状を知るということは
現在地を知るということです。
無責任な他人の声よりも
まずあなたの大切な身体からの声に
耳を傾けてみませんか?
TEL 079ー421ー9353
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A はい。鍼治療には心身を変化させるだけの力があります。
当院では、病名別・症状別の対症療法は行いません。
あなたの潜在的な治癒力を最大限に引き出すための
根本治療を提供しています。
結果として心身は必ず変化し、
症状も改善してゆきます。
要点は、治療によって高まった、
あなた自身の治癒力が症状を改善させるのであって
治療自体が症状を改善させるのではない
ということです。
これが「症状消し」「痛み消し」を目的とする対症療法と
根本的に違うところです。
症状消し、痛み消しが目的ならば、
手段は何だって良いわけです。
鎮痛剤、ブロック注射、湿布・・・・・
どれも痛みの原因を改善させるのではなく
「痛みを感じなくさせる」ための方策です。
痛みを痛みとして感じられない鈍い身体になることが
本当に身体にとって良いことだと思いますか?
たとえば、〇ッ〇エレキバンのような磁気治療器や
チタン製のネックレス・ブレスレッド。
肩こり・腰痛に効く、などの名目で
スポーツ選手が身につけていたりして人気ですよね。
ですが、あれも単に感覚を鈍らせているだけなんですよ。
確かに上記のような商品を身に着けると
痛みや凝りは感じにくくなり、柔軟性が上がるようにも見えます。
しかし、同時に筋力や筋反射が低下します。
人体にとって有害だからです。
有害なものに触れると脳は反射的に委縮し、
その結果、脳から全身に送られる電気信号の伝達が遅れます。
その結果、筋力・筋反射が落ちるのです。
凝りも一見柔らかくなりますが、
これは正常な柔らかさではなく、
必要な皮膚・筋肉の張りまで消失してしまいます。
脳が委縮し、筋肉が過剰に弛緩してしまうため、
関節の可動域が上がり、「痛み・凝りを感じない」という
状態が出来上がります。
関節の正常なロックが効いていない状態です。
これは例えば蚊取り線香など殺虫剤に触れても
同様の反応が起こります。
磁気治療器などに触れた時に起こる人体の反応は
殺虫剤に触れた時の反応と同じ。
恐いと思いませんか?
電磁波でも同じですから、
スマホなどは必要のない時はできるだけ
身体から離しておくことをお勧めします。
時々、スマホをポケットに入れたり、
金属ベルトの腕時計をしたまま施術している施術家がいますが、
彼らは一体何を診ているんでしょうね。
特に脉診をする腕に腕時計があったりすると
暗澹たる想いにになります。
電磁波の影響を受けた身体で患者に触れて
その影響を受けた患者の脉を診て。
本当に一体何を診ようとしているのか、悲しくなります。
ま、それはさておき。
「症状消し」「痛み消し」を目的にしてしまったら
手段は何でも良くなってしまい、大変危険です。
だって、そうですよね。
身体が必要があって出しているSOSのサイン。
危険信号である症状を症状として、
痛みを痛みとして感じられなくなるくらい
感覚を鈍らされてしまうのですから。
強押しのマッサージや「響き」を重視する強刺激の鍼治療も同じことです。
いわゆる「痛気持ち良い」強さの圧って、
患者さんの鈍った感覚に合わせるわけですから、本当は恐いんですよ。
マッサージ慣れした人の身体がどんどん鈍く硬くなって、
より強い圧のマッサージでなければ満足できなくなるのはその為です。
まるであなたの大切な時間とお金を使って
わざわざ自分の身体を壊しに行っているようなものです。
適切な治療を行えば、
筋肉の適度な張りを保ちつつ、柔軟性が増し、
関節可動域は上がります。
且つ筋力、筋反射は落ちません。
落ちないどころか、筋反射が落ちていたところは正常化します。
対症療法を行うと感覚が鈍り、ものが暗く見えづらくなり、
どんよりと眠くなり、呼吸が浅くなり、
立ってみると足が重く、不安定になります。
根本治療を行うと脳の血流が改善し、
ものが見えやすくなり、呼吸が深まります。
且つ横になると心地よく眠りやすくなります。
立つと身体の中心がはっきりし、足が軽く動き、安定感が増します。
対症療法は身体機能を下げ、
根本治療は身体機能を上げるのです。
「不調が起こった時は、とにかく症状をとって欲しい。」
その気持ちはとてもよく分かります。
ですが、だからといって
安易に対症療法的効果ばかりを求め、そこに捉われ続けることは
あなたにとって、あなたのお身体にとって少しも良いことはない、
ということを理解してもらえたらなぁと思っています。
症状に捉われる。
それは身体感覚を鈍らせ、精神的視野を非常に狭くし、
治療によって起こる症状以外の様々な心身の変化に
気付いてゆくことを難しくさせます。
そしてその捉われは、結果として
治癒を遅らせる要因にもなるのです。
精密な診断の下に行う適切な鍼治療には確かな効果があります。
「症状を取ってもらう」「痛みを消してもらう」ではなく、
心身全体を整えて、健康になるために治療を受けましょう。
TEL 079ー421ー9353
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A それは素直さです。
鍼灸治療を受ける上で必要なもの。
いくつかあるなかで前回は「本気さ」、
治療を通して自分と向き合い、
養生や生活習慣の改善にあなたがどれだけ取り組めるか、
あなたの本気さが必要ですよ、
というお話をしました。
次に大切なのは素直さです。
柔軟さと言っても良いかも知れませんね。
例えば、健康が西の果てにあるとするなら、
病や不調のある身体は西以外に向いているようなもの。
鍼灸治療は、それを「こっちだよ〜」と
あなたの心身を西向きに整えてゆくものです。
いわば「馬のはなむけ(鼻向け)」ですね。
医療指導や養生法の提案は、
「進む方向はこちらですよ、
そっち行くと道に迷いますから気をつけて」
と整えた状態を出来るだけ維持して
その状態で次回の鍼灸治療を受けるための地図、水先案内です。
それを素直に守って取り組むべきことに取組み、
止めるべきを止めてゆくと自然と「西」へ向かって
ゆくことが出来るわけです。
なので、治そう、その為に自分で出来ることは何でもしようと
決めている方、本気の方はすぐに実践なさいます。
これまでの自分のやり方(姿勢・運動習慣、食習慣、精神習慣)が
問題なのだから、それを変えた方が良いということをすぐに理解されて、
それを変えていくことに躊躇がありません。
もちろん、習慣を変えてゆくにはエネルギーが必要ですし、
始めから上手くいく筈はありません。
「上手く出来ない」ことだらけです。
ですが、それが気づきになります。
これが本当に大切なところです。
そしてその時意識すべきことは
例えば姿勢やエクササイズなら
守るべきポイントを守って(守らんとして)実践するということ。
意識して実践するからこそ、思い通りに修正できないこと、
いかに無自覚に自分の心と身体を蔑ろにしていたかに
気付くことが出来るのです。
一歩前に進むからこそ、今まで見えていなかったことが
見えてくるようになるのです。
聞こえていなかったことが聞こえるようになるのです。
ああ、そうだったんだ。そういうことか。
その気づきが新しい世界を開き、新しい自分を育ててゆくことになります。
それって楽しくないですか?
ワクワクしませんか?
新しい世界を知りたい、知らない世界を見たい。
その好奇心は精神的な若さの証明だとも言えるでしょう。
一方、本気で変わりたいと思っていても
習慣を変えてゆくことはこれまでの自分を否定することだと
受け止めてしまう方もいます。
自尊心、自己信頼感の低さが原因です。
「私はこうだから」
「これが私らしさだから」
「どうせ私なんて」
「私には分からない、分かるはずがない」
そうやって自分を小さく限って、自分の可能性を否定する思考癖、
悲しい思考パターンを身に着けてしまっています。
変化・成長を恐れ、昨日までの自分を守ろうとしてしまいます。
なので、医療指導を守ったり、養生に励むことが出来ません。
或いは励んだとしても守るべき・やめるべきポイントを無視して
自分のやりやすいように「自分なり」に解釈して行ってしまいます。
それはこれまでの習慣の延長上のものに過ぎず、
習慣を変える、自分を変える、成長することにはつながっていかない、
むしろ、悪習慣を益々強化させてしまうこともあるでしょう。
なのに何故その習慣、そしてその思考習慣を改めないのか。
その方が楽だからです。
慣れた小さな世界にいれば安心できるからです。
そこにいれば、傷つかなくて済むからです。
そこにいれば本当は向き合うべきだと分かっていることからも
逃げ続けていくことが出来るからです。
なので、自分を変える、成長させるための取り組み、
エネルギーの必要なことを進んでやろうとはしません。
けれど、本当は分かっているんですよね。
そのままではいけないことを。
「これまえでの習慣、やり方を変えましょうと言われることは
自分を否定されているように感じる。」
それはあなたがあなた自身を否定しているからです。
あなたがあなたを否定しない限り、
誰もあなたの価値を下げることなどできません。
あなたがあなたを否定しない限り、
あなたには無限の可能性があるのです。
新しい世界、知らない世界に飛び込むのは誰でも恐いもの。
あなたはその時、どうしますか?
恐いから逃げるのか、
恐い、だから前に出るのか。
恐くても先の世界を知りたい、変わりたい、成長したいと思うなら
その想いに素直になりましょう。
治療から素直に学び、素直に医療指導を守り、素直に養生に励めば、
良い結果がでないわけがありません。
素直って強いんですよ。
TEL 079ー421ー9353
加古川の根本治療専門院 鍼灸治療院きさらぎ http://sinq-kisaragi.net/
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A はい。それは本気さです。
あなたの本気さが必要です。
先天性・遺伝性の病や感染症など一部の例外を除いて
多くの病や不調の原因は、あなたの生活習慣の中にあります。
食習慣
姿勢・運動習慣
精神習慣
つまり、昨日までのあなたの在り方の結果として
今のあなたの健康状態があるということです。
では、原因を改めずに結果が根本的に変わる、
ということがあるでしょうか?
ありませんよね?
どんな治療をどれだけ受け続けたとしても
原因を改めずに結果が変わるはずがありません。
あなたが健康を取り戻すには
生活習慣の改善、養生、セルフケアが必要だということです。
「治療さえ受けていれば良くなるはず。」
「楽して健康になりたい。」
そんな不健全な考え方からは即刻卒業しましょう。
ただし、今までの自分のやり方を変えてゆくには
それなりのエネルギーが必要です。
それはある意味、今までの自分を壊していくことでもあるからです。
あなたにはその意志、覚悟がありますか?
どうして治療を受けたいのか。
何のために健康になりたいのか。
その結果どうなりたいのか。どうしたいのか。
しっかり向き合ってみませんか?
その上で当院の鍼灸治療を受けるなら、
あなたはそうでない方よりも格段に速く
健康を取り戻してゆくことができるでしょう。
逆にあなたがこれまでの問題のある習慣を改めない、
医療指導を守らない、取り組むべきことをを取り組まないなら、
どれだけ治療を受けても焼け石に水。
同じ習慣を繰り返し、同じ負荷をこれから先も続けてゆく、
ということですから、これまでどおりどころか、
益々あなたのお身体は壊れてゆき、病や不調は慢性化・固定化し、
より治りづらい状態を強化してゆくことになるでしょう。
あなたはそれでも良いのですか?
同じ鍼灸治療を受けても、あなたの日常の在り方次第、
どれだけ自分と向き合い、
どれだけ変わるための実践と修正を繰り返してゆけるか、
あなたの本気さ次第で治療効果は変わっていくのです。
以上、鍼灸治療を受ける上で最も必要なのは「本気さ」
というお話でした。
TEL 079ー421ー9353
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小学4年生の時の担任の先生に
イタズラややんちゃをする度、そう諭されたことを思い出す。
そう、いつだって自分の価値を下げるのは
自分自身なんですよね。
臨床の中で皆さんを見ていて思うのは、
どうしてこんなに自分を卑下し否定する思考癖を持った方が
多いのかということ。
やってもみないで言う『出来ない』
やらないことを正当化する『難しい』
自分で感じていることさえ疑い認めないで言う『分からない』
意味もなく口癖のようにいう『済みません』
そうやって自分の可能性を見限って
『出来ない私』
『分からない私』
『やらない私』
『ダメな私』
『自信の無い私』
をせっせせっせと強化してゆく。
『私はこういう人間だから』
『私はこういう性格だから』
『ずっと私はこうやってきたから』
『昨日までの自分』という記憶でこさえた『思い込みの中の自分』を
これこそが自分だと強く信じている。
そしてその自分を守るために強いエネルギーを使ってしまう。
けれど、考えてみて欲しい。
『昨日までの自分』など今この瞬間、どこにも居はしないのだ。
今いるのは今この瞬間の自分だけだ。
『昨日までの自分』を自分だと思い込んで
変化すること、成長することを放棄した今の自分がいるだけだ。
そういう人たちは、失敗してはいけないと思っている。
失敗することは自分の価値を下げることだと思っている。
失敗することをすぐに自己評価に結びつけてしまうのだ。
だから、顕在意識では、口では「変わりたい」「良くなりたい」と言っても
そのために必要な行動をすることを拒否してしまう。
新しい考え、新しい方法を受け入れることは
昨日までの自分を、つまりは自分を否定することだと
認識してしまうからだ。
そんなバカげたことがあるものか。
あなたがどの道を行こうと、
あなたがどんな方法を取ろうと
どんな考え方をしようと
あなた自身の価値は変わらない。
あなたはあなたである、ただそれだけであなたは尊い存在なのだ。
あなた自身を苦しめているのは、あなたの選択した考え方だ。
あなたの健康を壊しているのは、あなたの習慣、あなたのやり方だ。
自分を苦しめる考え方、自分の可能性を狭める信念、
健康を害する習慣を否定し、
より良い考え方やあり方を選択し取り入れてゆくということは、
成長してゆくというということであり、
自分を否定することでは決してない。
否定しているのはあくまで良ろしくない方法なのだ。
当院の治療方針は、鍼灸による根本治療を通して
あなたにあなた自身と向き合う機会を提供し、
あなたが健康を取り戻すだけでなく、
あなたが自己信頼感を取り戻し、自己の可能性に目覚め、
新しい人生を明るく切り開いてゆくこと。
あなたがあなたの人生をより輝させて下さる手助けをすること。
故にあなたが当院を選んで縁を得た以上、
あなたが変わるために、あなたが健康を取り戻すために、
あなたがあなたの人生を取り戻すために必要なことは
たとえ耳が痛いことでも伝え続けていく責任がある。
北へ向かいたいのに東の進路を取ろうとする人を
放ってはおけないではないか。
そしてそれはあなたの可能性を信頼しているからだ。
誰もが等しく持つ成長の可能性を信頼しているからだ。
「新しいやり方、新しい考え方を採用したら
今までの自分を否定することになる。
私が私じゃなくなってしまう」
自分の可能性を狭め、自分の価値を貶めているのは
他でもないあなた自身ではないか。
どうか自分の価値を下げないで欲しい。
自分の価値を見限らないで欲しい。
あなたがあなたの人生をどう舵取りしようと
それはあなたの自由であり、あなたの権利なのだから。
どんどん新しいことに挑戦し、そして失敗して欲しい。
為すべきことを実践し、やめるべきことを止め、
上手くいかない、思うようにできない事実にムチ打たれて
そしてそこから学び、修正し、また学んでゆく。
その繰り返しが力になっていくのだから。
その繰り返しの中でしか人は成長できないのだから。
転んだらまた立てば良いだけだ。
『こけたら立ちなはれ』(大西良慶)
TEL 079ー421ー9353
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よくある質問です。
あなたはハリ治療と聞いて、どんなハリを思い浮かべますか?
恐らく注射針や縫い針ではないでしょうか?
注射針の針先は、皮膚・筋肉を貫き、血管を突き破る必要があるので
鋭利に尖っています。
また薬液等を通す空洞の必要性から、太く硬く作られています。
なので鋭い痛みが出やすいのですね。
鍼治療で使う鍼は、注射針や縫い針のような硬さはなく、
また構造がまるで違います。
鍼治療用の鍼は、しなやかな弾力性があり、
番手によっては髪の毛より細いものもあります。
鍼先も注射針のような皮膚を切り裂くものではなく、
皮膚・筋繊維の隙間を分け入り進むのに適した形、
丸みを帯びた切先になっています。
柔らかくよく撓り、先端が鋭くない鍼をまっすぐに刺し進めるには
それなりの技術が必要です。
鍼の弾力性と切先の形状、術者の技術により、
鍼の痛みは非常に低く抑えられます。
しかし、どんな条件、どんな部位に鍼を打っても「無痛」
というわけにはいきません。
部位により、またあなたの感受性や精神状態によっても
痛みの感じ方は変わってしまうからです。
例えば「痛そう」「恐そう」と身構えていると筋肉は硬くなり、
過敏になってしまいます。
さらに「痛み」に意識が集中してしまうことで
より痛みを感じやすくなってしまいます。
痛みに捉われていない人が感じる鍼の感触を1とすると
痛みに捉われている人は10にも20にもしてしまうのです。
その結果、本来受け取ることが出来たはずの豊かな身体の変化を
受け取ることが出来なくなってしまいます。
治療を受けるにあたっては、様々な思考、思い込みを捨て、
リラックスして変化を受け入れる準備をして
治療に臨むことが肝要なのです。
とはいえ、どうしても怖くて仕方がない、という人も時々います。
男性に多いのですが、痛くなくても「次は痛いんじゃないか」と
緊張を解くことができないのです。
鍼を構えただけ、まだ打っていないのに
「痛い!」と訴えることもあります。
頭の中で痛みを作り出してしまうのですね。
こうなると治療になりませんので、
こういう方には「刺さない鍼(刺さらない鍼)」、
主に体力のない人や乳幼児に用いる「てい鍼」を用います。
そういう選択肢もあるんですね。
いずれにせよ、基本的に鍼治療には恐がるような痛みはありません。
鍼を打っている時、「今、鍼を刺しているんですか?」と
聞かれることもありますし、
「今日はどこに刺したんですか?」と聞かれることもあります。
その程度の痛みだということですね。
あなたも一度体験してみれば、
「なんだ、この程度の痛みか、怖がって損した」と
拍子抜けされることでしょう。
さて、今あなたの前には二つの道があります。
一つは治療を受けて元気になってゆく道。
一つは病や不調をほおっておいて、
見も心もボロボロになってゆく道です。
あなたはどちらの道を行きたいですか?
頭の中で作り出した「鍼は痛い、鍼は恐い」という先入観、
それを治療を受けない言い訳にしたい気持ちと
よしんば痛みがあったとしても、健康を取り戻し、
毎日を笑って生きられるよう今すぐに治療を受けてみようとする意志。
今のあなたに必要なのはどちらですか?
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A 刺絡(しらく)は伝統的な鍼治療の一技法です。
適切に使うと驚くような効果を発揮する
優れた治療法のひとつです。
脳梗塞、脳挫傷、失神、意識障害、てんかん、ショック、中風前兆、
熱中症、小児の熱痙攣、高熱などの急性疾患や
捻挫・打撲・肉離れなどの外傷にも優れた効果を発揮しますが、
現在では主に慢性疾患に使用されることが多いです。
さて、東洋医学では血液の粘性が増し、
血流が停滞するような状態を血瘀(けつお)と呼びます。
或いは肝臓に最も負担がかかっている状態でもあるので
肝実(かんじつ)とも呼ばれます。
そしてその停滞・鬱血している血そのものを
瘀血(おけつ)と呼びます。
狭義では静脈の鬱血、循環障害を指します。
慢性疾患、慢性症状を抱える身体には必ず瘀血があり、
内臓機能の低下状態を固定化し、
治癒を遅らせる要因ともなります。
想像してみましょう。
澄んだ川の水面に小石を投げ入れた時と
ぬかるみに小石を投げ入れた時、
奇麗に波紋が広がるのはどちらでしょうか?
瘀血のない、或いは少ない乳幼児や小児に治療すると
丁度澄んだ水面に波紋が広がるように
その刺激は驚くほど速く全身に伝わってゆきます。
しかし、大人になるほど、慢性期が長く瘀血が多いほど
丁度ぬかるみでは波紋が奇麗に広がらないように
同じ治療をしてもその影響は小さく、
反応は遅くなってしまうのです。
早め早めの治療が推奨されるわけですね。
刺絡は三稜鍼(さんりょうしん)と呼ばれる特殊な鍼を用いて
皮膚の一部を小さく切開し、瘀血の排泄を促し、
それを呼び水として血液循環の改善を図る治療法です。
例えると
通常の鍼治療のうち、心身全体の機能的不調和を整え、
治癒力の回復、生命力の強化を図る根本治療(本治法)は
川の浄化作用そのものを高めてゆく治療法。
筋・骨格系の歪み、構造的不調和を改善してゆく
補助的治療(標治法)は護岸工事のような治療法。
刺絡は川底に溜まったヘドロや汚泥、岩やごみを排出する
川浚い(かわざらい)のような治療法と言えるでしょう。
TEL 079ー421ー9353
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A はい。スポーツ保険や傷害保険、自賠責保険などを使って
鍼灸治療を受けられた場合は施術証明書を発行致します。
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A 麻酔・予防接種・人工透析を受けた当日の受診は
避けましょう。
なお、風邪などの発熱時でも鍼灸治療は受けて頂けます。
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A 当院で提供しているのは
〇病名別・症状別の対症療法ではない鍼灸治療
〇治癒を速めるための医療指導並びに養生法
〇治癒を制限している心理的要因に対するメンタルコーチング
の3つです。
物販はしておりませんのでご安心ください。
TEL 079ー421ー9353
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A はい。もちろん鍼灸治療は問題なく受けて頂けます。
ただし脈診の精度が落ちますので
透析をされた当日の受診はお避け下さい。
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A 速く効果を出そうと沢山お灸をするのは避けましょう。
ドーゼオーバー(刺激量過多)となって
体調を崩すこともあるからです。
逆に言えば、お灸にはそれだけの影響力があるという事ですから、
上手に使うことが大切です。
自宅灸をする場合、多くは薬局で売っている、
艾(モグサ)を円柱状にして紙で巻いた「せんねん灸」などを
使うことが多いでしょう。
初めての方は1日1セット、1か所から。
多くても3か所までにしましょう。
気血の流れに問題が起こっている経絡上に経穴(ツボ)が現れるのですが
そういうツボの多くは感覚が鈍くなっているものです。
お灸をしても「熱さを感じない」或いは「ぼんやり温かいだけ」
などということが起こります。
よって自宅でお灸をする場合、
「あったかい」ではなく、「ピリッと熱い」と感じるまでお灸を続け、
「ピリっと熱い」を1回と数え、
特に指示がない場合はそれを連続して1~3回、
それを1セットとして1日1回を基本とします。
「何回やったから効く、効かない」ということではなく、
本当はそのお灸という働きかけに
身体がどう反応しているか、応えているか、
その身体からの声を聴くことがとても大切です。
当初はその声に気づけないぐらい感性の耳が鈍っていることが多いので、
身体からの声が聞こえるようになるまでは
1日1回など控えめにお灸をしつつ、
次第に数を適度に増やすようにしてゆきましょう。
TEL 079ー421ー9353
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A 鍼灸治療自体は可能です。
ただし、当院は生憎バリアフリーではありませんので
車椅子は室内に入れません。
介助者がおられる場合は、
椅子またはベッドでの鍼灸治療が可能です。
難しい場合は、
車椅子に乗ったまま、
玄関前での治療となります。
その条件でもよろしければ治療は可能ですので
お気軽にご相談ください。
TEL 079−421−9353
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先生の繋がりで信頼できる鍼灸院を紹介して頂くことはできますか?
A 地域によってはご紹介できるかも知れません。
お気軽にご相談ください。
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鍼で治療は可能ですか?
A はい。治療は可能です。
東洋医学ではあらゆる病や不調の背景には
陰気と陽気、陰陽の不調和があると考えます。
汗の症状もその結果として現れます。
簡単に言うと陽気とは
様々な生理的機能を活発化させる働きを持つ氣です。
陰気とは陽気を適切に制御し、
様々な生理的機能の過活動を抑制し、
心身を休め、回復させる働きを持つ氣です。
陰気と陽気の関係は自律神経、
すなわち副交感神経と交感神経の関係によく似ていますね。
さて、東洋医学では汗の症状を次のように分類しています。
無汗・・・汗をかくべき時に上手く汗をかけない、汗が出ない・少ない。
自汗・・・日中、暑くなくても出る汗。なかなか止まらない大量の汗。
盗汗・・・夜間、寝ている間にかく汗。寝汗。
脱汗・・・主に命に関わるような急性疾患で見られる汗。冷や汗・あぶら汗。
手足の冷えや痺れ、呼吸の乱れなどを伴うことが多い。
絶汗・・・脱汗の状態が進み、危篤状態に陥った時見られる汗。
戦汗・・・風邪などの感染症罹患時、悪寒の後に現れる汗。
など。しかし、
症状はあくまで結果。問題なのは原因です。
西洋医学でいう多汗症も自汗の一種ですが、
人それぞれ病態も原因も違います。
陰陽の不調和がどのような釣り合いで起こっているのか、
どの内臓・どの経絡に異常があるのか、
そしてその異常の原因はどこにあるのか。
当院では症状ではなく、
あなたの病態・原因に合わせて鍼灸治療を提供致します。
鍼灸治療により心身の不調和・陰陽の不調和が整い、
治癒力が高まれば、自然に症状は改善されてゆきます。
お気軽にご相談ください。
TEL 079−421−9353
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A 小さな鍼を皮膚に添付する、俗に「置きバリ」と呼ばれるものですね。
適切に使えば効果はあります。
置きバリのうち、
皮膚に水平に鍼を刺し、テープで留めておくものを 皮内鍼(ひないしん)
皮膚に垂直に鍼を刺し、テープで留めておくものを 円皮鍼(えんびしん)
と呼びます。
円皮鍼の応用として、
鍼の代わりにシールに突起をつけたものや金属の粒を使う商品も
販売されています。
鍼治療の後に、治療効果を維持、補助するために使用されます。
いづれも適切な診断の下、
半mm以上のズレなく適切に経穴(ツボ)に添付することが出来れば、
補助治療として有効です。
TEL 079-421-9353
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A 脳梗塞・脳出血など脳血管障害(脳卒中)に対する鍼灸治療の効果は
WHO(世界保健機関)でも認められています。
鍼灸治療には、血行不良を改善してゆく効果があります。
もちろん、脳の血行不良も改善してゆきますので、
片麻痺、歩行困難、言語障害など
脳血管障害の後遺症にも効果があります。
また麻痺に伴う筋肉の萎縮・拘縮の改善・予防の効果もありますので
鍼灸治療の併用でリハビリの効果も高くなります。
もちろん、食欲不振、不眠、疲労、情緒不安定など
随伴症状、不定愁訴にも効果があります。
治療開始が早いほど治療効果は高くなりますので
脳卒中が起こった場合は、早め早めにご連絡ください。
TEL 079-421-9353
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間隔が空くと効果は出ませんか?
A そんなことはありません。
必ず治療効果は出ます。
もちろん、治療当初は特に治療間隔を詰められた方が
治療経過は良くなります。
何故なら、
鍼灸治療により心身が整い、治癒力が高まった状態を
脳に覚えさせることが大切なのですが、
治療頻度が高い方がその効率が良く、
また治療効果が落ちない間に次の治療を受けることは
治療効果を積み上げるという点で有利だからです。
しかし、症状を取ることを目的とする対症療法でない限り、
治療間隔が空いてもまるで効果がないということはありません。
当院の鍼灸治療は症状取りのための対症療法ではなく、
あなたの弱った治癒力を高めるための根本治療だからです。
つまりあなたが生きている限り、その
潜在的な治癒力の強さ・大きさに応じて
治療効果は必ず現れる
ということですね。
治療効果は、必ずしも治療直後が一番良いわけではありません。
治療は言わば、その時点時点で最良の状態に心身を整え、
心身が良くなっていく方向づけ
をしているようなものです。
その方向づけが保たれている間は
治療効果は治療後も続いてゆきます。
そして、その方向づけを出来るだけ維持して、
次の治療に備えるためには
しっかりと医療指導を守り、養生に励むことが必要 となります。
ただ依存的に治療を受けるのではなく、
その点をよく理解して、取り組むべきことを実践し、
主体的に治療や養生に臨まれるなら、
短い間隔でただ依存的に治療を受けているだけの方よりも
ずっと経過は良くなっていくでしょう。
適切な治療ペースで受診出来ることに越したことはありませんが、
様々な事情により、誰もがそれを出来るわけではないし、
治療ペースだけが治療効果の大きさを決めるものでもありません。
県外から来院されている方の中には
午前と午後、1日に2回治療を受けて帰られる方もいますし、
泊りがけで来られる方もいます。
様々な受診の仕方があり、
治療頻度が高まれば治療効果ももちろん上がりやすくなりますが、
それ以上に自分が治療を受けたいと思うのは何故なのか、
治療を受ける本当の目的が明確であるほどに
治療や養生に臨む積極性・主体性が強くなり、
治療効果はそれに比例するように大きくなります。
もし、遠方の方で治療をご希望の際は
その点をよくご理解の上、
ご自分と相談してみてくださいね。
TEL 079-421-9353
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A 当院では電気を使った治療、機械に頼った施術はしておりません。
お一人お一人の状況に細やかに合わせられるのは人の手だけです。
そしてより深い領域に病・不調の原因がある場合、
人体が反応してくれるのはより適切で繊細・精緻な治療となります。
当院ではそのような鍼灸治療を皆様に提供するとともに
常に診断・治療技術のさらなる向上に努めています。
TEL 079-421-9353
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A 遺伝性のものではなく、病的なものならば効果はあります。
もちろん、食べ過ぎ・偏食・喫煙などの問題や
イライラと怒りやすい、しかめっ面・力み癖が強く頭皮が硬い、
など頭皮の健康状態に負担をかける悪習慣を持っている場合は
その改善は必要です。
円形脱毛症など精神的要因によるものは、
治療により心身が整ってくると自然に治ってくることが多いですが、
ストレスを受けやすい考え方の癖、
或いは本人も気づいていない、気づかぬふりをしている
過去の精神的トラウマが治癒の足枷となっている場合があります。
その場合は、しっかりと自分の向き合う必要が出てきます。
当院では精神的コーチングにより、
あなた自身の中にある「答え」を引き出し、
あなたを苦しめているあなたの思考癖や精神的トラウマからの解放の
お手伝いをしています。
当該症状だけでなく、
慢性化した病・不調の背景には精神的要因が潜んでいることが
少なくありません。
向き合うべきことと向き合えば、
きっとあなたは自由に、今よりもっと自由に生きられるようになれるでしょう。
心当たりのある方は、お気軽にご相談ください。
TEL 079-421-9353
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A マッサージは避けましょう。
適切な治療を受けた後は
などの良い変化が起こります。
マッサージ、特に「痛気持ち良い」マッサージを受けた後は
などの変化がおこります。
まったく真逆ですよね。
凝りが慢性化している身体は、感覚が鈍くなっているものです。
鈍った感覚が「痛気持ち良い」と感じるマッサージの強さは
身体としては刺激が強すぎるのです。
強く触れられた瞬間に脳は拒否し、身体は硬直し、
より感覚を鈍らせ、痛みを「気持ち良い」とすり替えることで
その時間を乗り切ろうとします。
また強いマッサージは、筋肉の繊維、毛細血管を傷つけてゆきます。
その結果一時的に血行が良くなったとしても
すり傷が治ってゆく時、その部位が硬くなるように
筋肉・血管も修復してゆくとき硬くなります。
マッサージ慣れしている方、マッサージ好きな方が
マッサージを受けるほど身体が硬く鈍くなり、
より強いマッサージでなければ満足できなくなるのはそのためです。
積極的に身体を壊しに行っているようなものですね。
特に多くの整骨院やクイックマッサージで行われているような
無免許マッサージは、よりそのリスクが高くなります。
慰安ではなく、本気で身体を治したいなら
そのような施設での無免許マッサージや強押しのマッサージは
避けることをお勧め致します。
なお、リンパマッサージ、リンパドレナージュなどと呼ばれる
筋肉を強押しする通常のマッサージとは違う
軽い刺激のものは受けられても構いません。
さて、以前、当院の鍼灸治療を受けている合間に
マッサージを受けておられた方がいました。
果たしてその結果は・・・・?
気になる方は下記をクリック!
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TEL 079-421-9353
加古川の根本治療専門院 鍼灸治療院きさらぎ http://sinq-kisaragi.net/
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2.あるいは合う人はどんな人ですか?
A 1. 「治してもらいたい」ばかりで「治そうとはしない人」です。
2. 「本気で治したい、治そう」とされる方ならどなたでも。
当院の鍼灸治療は、症状や病名を追うことなく、
お一人お一人の病態・体質・体力・体調などに
細やかに応じて、その時最も必要な治療のみを提供し、
もって心身全体の調整、治癒力の強化を図る治療法ですので、
極端な「先端恐怖症」などでない限り、
基本的にはどなた様でも治療を受けて頂けます。
ただし、次のような方は他の施術院を探されることをお勧め致します。
〇「治してもらいたい」ばかりで「治そう」とはしない人
あなたの身体はあなたのものです。
先天的疾患、遺伝的疾患など一部の例外を除き、
今日の健康状態は昨日までの生活習慣の結果です。
あなたが治そうしない限り、
あなたが養生に励み、自ら治すという選択を避け続ける限り、
あなたがその病や不調の苦しみ・悩みから卒業できることはないでしょう。
逆に言えば、あなたが本気で治そう、健康を取り戻そうとされるなら、
その為に必要な生活習慣の改善、養生に励みながら治療を受けられるなら、
遺伝性・先天性の病、不可逆的な障害など一部の例外を除き、
健康を取り戻せない筈はないのです。
上記例外中の病や障害であっても
取り組めることに積極的に取り組みながら治療を受けることで
間違いなくQOL=生活の質は上がってくるでしょう。
あなたが
「医療指導は守らない」
「養生には励まない」
「問題のある生活習慣は改めない」
そんな信念を持たず、
あなたが本気で健康を取り戻したい、
本気で治療に取り組もうという意志のある方なら、
あなたが今どんな病名を病院でつけられていようと
どんな症状をお抱えだろうと構いません。
当院が提供している治療は、
病名別・症状別の対症療法ではなく、
あなたの治癒力そのものを引き出すための根本治療だからです。
治療をご希望の方はお気軽にご連絡ください。
当院が全力でサポートさせて頂きます。
TEL 079-421-9353
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A 治療後の飲酒は控えましょう。
治療後は血行が良くなっていますので、
いつもより美味しく感じられ呑み過ぎたり、
酔いやすくなり、お身体に負担がかかります。
治療で せっかく整えた状態を崩すことにもなります ので
治療後、当日の飲酒は控えてください。
控えた方が良い食べ物は特にはありませんが、
食べ過ぎと激辛料理など身体に負荷のかかる食べ方・料理は避けましょう。
もちろんこれは治療後に限らず、
日頃から気をつける方が望ましいですね。
治療後に進んで飲んだ方が良いのは
腎臓に負担をかけない さ湯 か 常温の水。
治療後は排泄機能が高まりますのでその補助と
水分の補給のためです。
TEL 079-421-9353
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A 急性疾患のみご相談に応じます。
定期的な診療時間外、休診日の治療は出来かねます。
なお、通常の治療費のほかに別途時間外料金がかかります。
詳しくは公式サイトの「大切なお知らせ」ページをご覧ください。
TEL 079-421-9353
加古川の根本治療専門院 鍼灸治療院きさらぎ http://sinq-kisaragi.net/
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A ご予約日前日までにご連絡下さった場合は
キャンセル料はかかりません。
ご予約日時の直前3時間以内の当日キャンセル、
並びに無断キャンセルの場合は、
当該治療費と同額のキャンセル料が発生します。
初診時、再診時(前回の治療から30日以上空いた場合)には
初診料・再診料を含めた額となります。
薬に定められた用量・用法があるように
鍼灸治療にも治療計画上、
適切な治療頻度(治療間隔)があります。
これを守ることは治療効果を積み重ねてゆく上で、
重要なポイントです。
当日キャンセル・無断キャンセルは当院の不利益になるだけでなく、
ご本人の治癒を遅らせることに繋がるということです。
さらには他の方の受診機会を奪うことでもあります。
治療当初は特に治療間隔を守るという事を
最優先されることをお勧めします。
キャンセル・変更をご希望の際は
なるべくご予約日前日までにご連絡下さい。
詳しくは公式サイトの
「大切なお知らせ」または「キャンセル・ポリシー」を
ご参照下さいませ。
TEL 079-421-9353
加古川の根本治療専門院 鍼灸治療院きさらぎ https://sinq-kisaragi.net/
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それはどうしてですか?
A はい。外傷の急性期、喘息・てんかんなどの発作時、
食中毒など一部の例外を除き、対症療法は行いません。
何故なら、あなたの大切な時間とお金を
無駄にしてほしくないからです。
症状とは心身の異常事態を知らせる身体からの警報であり、
またその時点における治癒力の発現そのものです。
つまり、どんな症状であれ、症状自体はいつでも正常であり、
その時点において身体に必要なものなのです。
そして、先天性・遺伝性の病など一部の例外を除いて、
殆どの病や不調の原因はご本人の日常生活、日常習慣にあります。
日常習慣とは食習慣、姿勢・運動習慣、そして精神習慣の3つです。
つまり、あなたの病や不調はあなたが作り上げたものだということです。
食習慣、姿勢・運動習慣、精神習慣、
つまりあなたの在り方に何らかの問題があることをあなたに知らせ、
そしてその不養生の結果である不健康な状態を何とか回復させようと
産まれてくるのが症状なのです。
健康を取り戻す上で大切なこと、必要なことは
あなたがそこから何を学ぶかということです。
病や疾患の原因である生活習慣の問題点を改めずに
鍼灸治療を受けるだけで結果(健康状態)が
根本的に改善する筈がないのですから。
必要があって産まれてきた症状を目の敵にし、
症状さえ取れれば良いと考えている限り、
症状を取ることを目的とする対症療法に依存している限り、
そして対症療法的効果ばかりを求め続ける限り、
根本的に身体が良くなる筈はありません。
当院では、あなたがどんな症状を抱え、
そして病院でどんな病名をつけられていようと、
症状別・病名別の対症療法をすることはありません。
当院では、心身全体を統括的に診断し、
心身の機能的・構造的不調和を整え、
低下している自然治癒力を引き出し、高めることを目的として
鍼灸による根本治療のみを行います。
症状の改善は、結果的に訪れます。
治療の結果高まったあなたの治癒力そのものが
あなたを健康に導くのです。
そして、その治療効果をどれだけ高い状態で維持できるかは
あなたがどれだけ本気で自己と向き合い、
養生に励むかにかかっています。
つまり、治療の主役はあなたであり、
医療はどこまでいっても自ら治そうとするあなたの手助け。
あなたが本気で治そうとしないなら、
どんな治療をどれだけ受け続けようが
時間とお金の無駄となってしまうでしょう。
命は時間で出来ています。
時間を無駄にするということは
あなたがあなたの命を無駄遣いするということです。
あなたはそんなことを望みますか?
対症療法は、根本治癒につながらないだけでなく、
あなたがあなたと向き合う機会を奪い、
治療に対する依存心を増長させてしまいやすいものです。
当院はあなたを治療への依存者になって欲しくないので
基本的に対症療法は行いません。
あなたにはあなたを治す力、自然治癒力が備わっています。
当院はその治癒力を信頼しています。
あなたはあなたを信頼していますか?
TEL 079−421−9353
加古川の根本治療専門院 鍼灸治療院きさらぎ https://sinq-kisaragi.net/
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A 基本的には行っていませんが、
ご相談には応じます。
なお、臨床の都合上、定期的な往診は出来かねます。
診療時間外料金となり、また往診料が別途かかります。
詳しくは公式サイトの「大切なお知らせ」ページを
ご参照下さい。
TEL 079-421-9353
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A 当院では鍼治療を主としています。
お灸は補助的に時々使用する程度です。
鍼もお灸も適切に使えば、
心身を整え、より良く変えてゆく力があります。
ですが、鍼治療の方がより繊細により精緻に
お身体の状態、そしてその変化に対応・修正できるので
当院では鍼治療を主としています。
TEL 079ー421ー9353
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A はい。用途によって様々な方法があります。
大きく分けて直接灸と間接灸があります。
直接灸とは艾(モグサ)を直接皮膚上で燃焼させる方法、
間接灸とは皮膚と艾との間に物や空気を介在させ、
艾を直接皮膚上で燃焼させずに間接的に熱刺激を入れる方法です。
直接灸には、
〇米粒の半分くらいに成形した艾(モグサ)を
皮膚上で完全に燃焼させる透熱灸
〇米粒の半分くらいに成形した艾を
皮膚上で完全に燃えきる前に取り除く点灸
〇透熱灸・点灸よりも少し大きめに
三角錐に成形した艾を皮膚上で燃焼させ、
患者が熱さを感じた時点で取り除く知熱灸
などがあります。
ピンポイントで鋭い熱刺激を皮膚を通して加え、
それに対する人体の反射を利用して
心身全体の治癒力を引き出し高める方法です。
結果、精気の虚(冷え)が解消され、
様々な病や不調が改善されてゆきます。
また炎症や痛みの鎮静化を狙い、
打撲・捻挫など外傷の急性期に用いる場合もあります。
その他、魚の目の除去などに使用することもあります。
当院でお灸をする場合は主に点灸を行います。
間接灸には実に多様なやり方があります。
〇艾と皮膚の間に薄く切った生姜やニンニクを挟む
ニンニク灸や生姜灸
〇艾と皮膚の間に粗塩を挟んで、
主に臍や丹田を温めるのに使う塩灸
〇棒状にした艾を皮膚から離して使用する棒灸や線香灸
〇金網を張った箱の中で艾を燃焼させる箱灸
〇皮膚面に垂直に打った鍼の柄の部分に艾をつけ、
燃焼させ輻射熱を利用する灸頭鍼
など様々な方法があります。
直接灸とは違い、
お灸の温熱効果をそのまま人体を温める為に利用します。
塩灸・箱灸・灸頭鍼などは特にその効果が高く、
身体の芯まで暖かくなります。
とても心地よいものですよ。
当院では滅多に間接灸は行いません。
なお、灸頭鍼・箱灸を行う場合は別途料金が必要となります。
ご本人のご希望があり、行うに適している場合のみ行います。
TEL 079−421−9353
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A 鍼灸治療により治癒力が高まり、 血行が良くなり、
鈍っていた感覚が鋭敏になることで発生する痛みなど、
様々に生じる感覚上の変化です。
好転反応の一種とも言えますが、
発熱・多汗・多尿・下痢・不正出血(女性)など
余分な熱や老廃物等を排泄する機能が高まる好転反応とは
少し意味合いが違うものです。
例えば腰痛など痛みのある症状が慢性化していくほどに
一般的には身体感覚は鈍ってきます。
身体の状態は良くなっていないにも関わらず、
感覚が鈍ることで
「最近痛くないな」
「良くなったのかな」
と感じてしまうということです。
痛みを通してしっかり自分と向き合うことなく、
改善すべき点を自覚せず、養生に取り組まずに放っておけば、
或いは「症状さえ取れれば良い」と
病名別・症状別の一時しのぎの対症療法でごまかして、
原因そのものも放置し続けていると
痛みを痛みとして感じられない鈍い身体になってゆく
ということですね。
たとえば、診察してみると
腰の右側に問題があるのに本人は左側が痛い、
と感じるということがよくあります。
より悪いところは感覚が鈍麻して痛みを感じない、
感覚が生きている方に痛みを感じるということです。
そんなことは臨床的には日常茶飯事です。
痛みがあるところが必ずしも悪いわけではないのです。
さて、調整反応に話を戻しましょう。
例えば腰痛が慢性化してくると、
多くの場合、刺すような鋭い痛みは減ってゆき、
腰全体がなんとなく重く、面で痛い、というような感覚になってゆきます。
鍼灸治療をして身体の状態が改善し、血行が良くなり、
神経の働きが活性化してくると、
面で痛かったものが線になり、
線で痛かったものが点で痛いと感じるようになってきます。
「この辺が痛い」が「ここが痛い」と感じるようになるということです。
痛む面積が減ったのだから良いではないかと
冷静に考えればそれを喜べる筈なのですが、
よりはっきり限定した部位に痛みを感じられるようになったことを
状態が悪くなったと捉えてしまう方もいます。
しかし、痛む部位が治療前より狭く、
よりはっきり痛みを感じられるようになる、そんな時は
必ず身体は以前よりも動きやすくなっているものです。
痛みは残っていても動きやすい状態になっているのと、
痛みは消えたが動きにくい状態は変わっていないのと、
あなたならどちらが良いですか?
身体が良くなってゆく過程では、
身体を壊してきたこれまでの過程を逆に辿る、
そんな経過を辿ることは珍しくありません。
治療を積み重ねていいくと
隠れていた症状が露わになってゆく、
かつてあっていつの間にか感じなくなっていた症状が顔を出す、
ということが起こりえるということですね。
また
喘息が出なくなったら皮膚に症状に現れるようになった、
皮膚症状が治まってきたら、鼻の症状が出てくるようになった。
こんな風に身体の異常をより浅層で処理するような
反応が出てくるのも良い傾向です。
大切なことは症状には意味があり、
症状とは心身の異常を知らせる危険信号であり、
その時点において身体にとって必要なものである、
ということを理解することです。
調整反応が出てきた時は、
「身体が良くなってきている証拠だな」と捉え、
自分の身体に感謝しましょう。
tel 079-421-9353
加古川の根本治療専門院 鍼灸治療院きさらぎ http://sinq-kisaragi.net/
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